SMAP 草なぎ剛が愛される理由ーー朗らかな姿勢の裏で積み重ねられた努力

 7月9日は、SMAP草なぎ剛の誕生日。まもなく42歳となる草なぎは、演技をすれば各監督から賞賛され、忙しさを言い訳にせず肉体改造や韓国語習得をした「努力家」として定評がある。しかしながら、バラエティではふわふわな一面を見せる、永遠の愛されキャラだ。

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(C)タナカケンイチ

 6月27日放送の『SMAPバラエティつよしんごろうの境界線クイズ2016スペシャル!!!』(フジテレビ系)では、天然っぷりが炸裂したMCが話題に。共にMCを務めた香取慎吾、稲垣吾郎が徹底的にフォローに入り、芸人のブラックマヨネーズや土田晃之などが、盛大にツッコミ笑いを誘った。

 例えば、「スキルを見せつける」という意味で、腕を叩くポーズをしようとするも、肘を叩いてしまい一笑い。コメントを聞きに行こうとするも、該当者を通りすぎて、別の人に聞いてしまう展開でもう一笑い。ほかにも、「軽音楽」を「かいおんがく」、「二宮」を「にのやみ」と読み間違え、笑いが次々と畳み掛けられたのだ。

 だが、当の本人は決して狙っていなかったようで大汗をかいており、香取がちゃちゃをいれたほど。ブラックマヨネーズの小杉からは「死ぬほどテレビ出てるのに、なんで?」とギャップを指摘されるなど、番組は終始、草なぎによって笑いがもたらされていた。

 そんな草なぎをほっておけないと、香取は常に隣でスタンバイ。もともと親友である二人の軽妙なやりとりは、見ていてとてもほほえましい。SMAPが芸能界で大御所であるにも関わらず、気さくに話しかけられるのではないかと思えるほどフレンドリーな雰囲気を保っているのは、草なぎという存在がいるからなのかもしれない。

 草なぎ剛という人は、とても人間らしいのだ。人間関係ではクッションのような役割で周りに安心感を与え、ときには彼の努力や真剣な姿に勇気をもらえる。一般人にはできない芸を見せることで、芸能人は脚光を浴びている。なかでもアイドルのエリートたちが集うジャニーズに関しては、その期待は一層大きくなる。彼らは人知れず努力し、誰にも弱さを見せずに駆け上っていく。草なぎも、そうして実力を身につけていった1人だ。

 だが、草なぎの場合は、周りに「本当にすごい」と思わせるストイックさを持ちながら、常に朗らかな姿勢が変わらないことが最大の魅力。決しておごることなく、どんなに忙しくても、追い詰められていても周囲への気遣いを忘れず、笑顔で過ごしてきた。それは、一般人の生活でも、なかなかできないことだとわかる。

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