“卒業ソングの定番”に新たな動き? 井上苑子、SHISHAMOによる等身大の楽曲に注目
3月に入り、今年もまもなく卒業シーズンのピークを迎えようとしている。すでに慣れ親しんだ土地を離れたり、新生活の準備を始めたりしている人も多いのではないだろうか。そんな季節の到来にあわせて、音楽配信サービスのレコチョクが『現役大学生に聞いた!「あなたにとって卒業とは?」』を調査し、そのランキング結果を公開。また、音楽コミュニティアプリ・nanaを扱う株式会社nana musicも、10代のnanaユーザー1000人を対象にした『3月に歌いたくなる卒業ソングランキングTOP10』を公開した。
現役大学生が選ぶ卒業ソングランキング(レコチョク)
1位:「3月9日」レミオロメン
2位:「YELL」いきものがかり
3位:「道」EXILE
4位:「旅立ちの日に」合唱
5位:「卒業写真」荒井由実
30代社会人が選ぶ卒業ソングランキング(レコチョク)
1位:「卒業写真」荒井由実
2位:「3月9日」レミオロメン
3位:「卒業」尾崎豊
4位:「my graduation」SPEED
5位:「贈る言葉」海援隊
イマドキ10代が選ぶ!3月に歌いたくなる卒業ソングランキング(nana music)
1位:「桜ノ雨」halyosy feat.初音ミク
2位:「3月9日」レミオロメン
3位:「旅立ちの日に」合唱曲
4位:「道 」EXILE
5位:「証」flumpool
6位:「YELL」いきものがかり
7位:「さくら(独唱)」森山直太朗
8位:「さよならメモリー ズ」supercell
9位:「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」アンジェラ・アキ
10位:「栄光の架け橋」ゆず
各世代共通の傾向として、長い年月に渡り歌い継がれてきた名曲が上位にランクイン。1975年発表の荒井由実「卒業写真」は、コブクロやいきものがかりなど多くのアーティストに度々カバーされており、レミオロメン「3月9日」は、繰り返しCMやテーマソングに起用されていることがランクインの理由の一つとして挙げられるだろう。そして、最近ではいきものがかり「YELL」やflumpool「証」のように卒業式の合唱にJ-POPが採用されることも多く、10代や大学生には合唱曲としても人気である。そして、10代のランキングにhalyosy feat.初音ミク「桜ノ雨」やsupercell「さよならメモリーズ」のような動画サイト発のボカロ曲がランクインしていることは、世代感が表れた一つの傾向といえる。