RADWIMPS『あんぱん』主題歌担当 米津、BUMP、あいみょん、back number……朝ドラを飾った楽曲たち

 3月31日より放送開始予定のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の主題歌をRADWIMPSが務めることが明らかとなった。

 『あんぱん』は国民的絵本シリーズである『アンパンマン』の生みの親であるやなせたかし、そしてその妻である小松暢をモデルに、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』に辿り着くまでを描く勇気の物語だ。朝ドラとRADWIMPSといえば2020年放送の『エール』では野田洋次郎(Vo/Gt/Pf)が俳優として出演。野田が演じた音楽家の木枯正人は主人公と切磋琢磨を重ねる存在として物語を支えた。そんな朝ドラとも縁のあるRADWIMPSが手掛けた『あんぱん』主題歌のタイトルは「賜物」。やなせたかしと小松暢の半生、そしてふたりの経験と哲学の“賜物”である『アンパンマン』誕生の物語をRADWIMPSはどんな風に彩ってくれるのだろう。

 朝ドラと言えばこれまでもRADWIMPSと同世代のロックバンドや縁の深いアーティストたちがその物語に色を添えてきた。昨年放送の『虎に翼』の主題歌は米津玄師の「さよーならまたいつか!」。日本初の女性弁護士のひとりである三淵嘉子をモデルに、たくさんの不条理と相対し闘い続けてきた寅子の人生を描いた同作。〈人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る〉と、女性の地位向上を実現するために闘い続けてきた寅子、ひいては現代で困難と向き合いながら闘い続けるすべてのリスナーを軽やかに肯定する1曲となった。米津玄師にとってRADWIMPSは、彼が高校生の頃から親しんできたロックバンド。ライブで共演した際に米津玄師はRADWIMPSを“偉大な父親”とたとえ、強いリスペクトを示していた(※1)。

米津玄師 - さよーならまたいつか!「虎に翼」OPタイトルバック・フル Kenshi Yonezu - Sayonara, Mata Itsuka !

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