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BABYMETALの世界的“熱狂”はどこまで広がる? 新作『METAL RESISTANCE』までの歩みから読む

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 日本で生まれ、スタートしたBABYMETALの活動。やがてそのボーカルと合いの手、ダンス、そして、“神々”の奏でる音色は海外へと波及して、国境で隔てられた、各国の音楽的嗜好という固定観念すら打ち破らんばかりに、多くの人びとを熱狂の渦に巻き込みはじめた。

 今月2日(日本時間3日早朝)に行われた2016年の初陣、イギリス・SSEアリーナ・ウェンブリー(ウェンブリー・アリーナ)での単独公演はまさにその象徴だった。会場内を埋め尽くしたのは1万2000人の観衆。アリーナ席からスタンド席にいたるまで、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツをはじめ、枚挙にいとまがないほどの国旗が場内で揺れる光景には、日本でライブ・ビューイングを観ていた筆者も、涙を抑えきれなかった。

 “メタルレジスタンス第4章”として、本格的に世界の舞台へと歩み始めたBABYMETAL。今回の“初陣”とともに、その第一歩を象徴するのは、今月1日に世界同時発売された2ndアルバム『METAL RESISTANCE』だ。前作『BABYMETAL』は「1stにしてベスト盤」と評される。しかし、BABYMETALはその評価に甘んじることなく、元来あるメタルの様式美や伝統を踏襲していた前作の世界観から一変、今作は新たなメタルを構築するという決意ともとれる“冒険心”や“チャレンジング・スピリット”が如実に垣間みえる、さらに刺激的な一枚となった。

 ファンの視点からみれば、アルバムはユニットの現在と将来像をひも解く糸口にもなりうる。では、最新作で示されたBABYMETALの今と未来とは何か。前作からの活動を振り返りながら、その意義を考察していく。

 BABYMETALの活動はいくつかの局面に分けられる。2014年2月26日発売した前作『BABYMETAL』は、主にその”第2章”を象徴するものであった。

 当時、すでにリリースされていたメジャーデビューシングル『イジメ、ダメ、ゼッタイ』をはじめとする全13曲の構成。新規収録曲の一部、SU-METALのソロ曲「悪夢の輪舞曲(ロンド)」、YUIMETALとMOAMETALによるBLACK BABYMETALの「4の歌」がライブで初披露されたのは、2014年3月1日、自身初となる武道館公演2daysの初日『赤い夜 LEGEND “巨大コルセット祭り” 〜天下一メタル武道会〜』だった。

 初日のテーマに「ノンストップでアルバムを見せつける」という意図があったのは、客席からも十分に感じられた。それでは、このアルバムで示されたことは何だったのか。それは、本来のボーカルとバンドという編成だけではなく、ダンスや合いの手を組み込んだオンリーワンのスタイル、また収録曲「いいね!」にあるトランスとの融合に代表される、ヘヴィメタルと他ジャンルとの調和こそが“BABYMETALというジャンル”である、という強いメッセージに他ならない。

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