アール&なるおが語る『スト6』3年目の“最新攻略” なぜいまになって「ドライブインパクト」が再注目されるのか?

2025年10月16日、『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)の攻略情報・エンタメ
企画を発信する「SmashlogTV - SF6」は、『格ゲーキャスト powered by Elgato』のエピソード7を公開した。本番組は、eスポーツキャスター・アールと、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」所属のストリーマー・なるおがパーソナリティを務め、SmashlogTVが企画・制作を行うビデオポッドキャスト番組だ。
クリエイター向け機材を展開するブランド・Elgato(エルガト)全面サポートのもと、ベテラン強豪格闘ゲーマーであるアール&なるおが、ここでしか聞けない“ぶっちゃけトーク”満載でお届けする同番組。本稿では、エピソード7収録現場の模様と、収録を支えたElgato製品についてのレポート、そしてアール&なるおのアフタートークをまとめてお届けしよう。
「打つ」or「打たない」ではなく、“打ちかた”が研究されるフェーズに

2023年に発売された『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)はすでに3年目のシーズンに突入しているが、ここにきて「ドライブインパクト」(以下、「インパクト」)にふたたび注目が集まろうとは誰が予想しただろうか。
全キャラクターが使用できる“システム行動”であり、ハイリスク・ハイリターンな「インパクト」を、どのように攻略に組み込むかという話題が、トッププレイヤー層を中心に盛んに議論されるようになったのが、ここ最近の動向だ。今回は、この話題について、アールとなるおが語り合うことに。
『スト6』発売からほどなくして、特にトップ層では、「インパクト」は当てるリターンよりも返されるリスクが目立つ行動なのではないかと考えるプレイヤーが増えていき、「インパクト」を多用するプレイヤーは少数派となっていた。
その理由について、アールは『ストリートファイターII』の流行当時から強豪プレイヤーのあいだで「“ミス待ち行動”は安定した勝利につながらない」という考えかたが共有されてきたことが影響しているのではないか、との見解を示した。たとえば立ち回りでジャンプ攻撃をしかけることも、相手の対処(対空)ミスを期待する行動であるから“ミス待ち行動”といえる。

勝率を安定させるためには運要素の排除が肝要。しかし一方でなるおは、プレイヤー間の使用頻度が極端に落ち込んだ結果、“ほとんど警戒する必要がないもの”となってしまえば状況は変わってくるとも指摘した。警戒が薄れれば付け入る隙が生じる。あくまで「選択肢のひとつ」として含めるべきであり、それが「インパクト」の再評価にもつながっているのではないかというのがふたりの共通見解のようだった。
また、なるおは3年目になっても未だに「“インパクト返し”が気持ちよすぎる」とも語るなど、あらためてシステムと演出両面の秀逸ぶりに言及。発売から長らく経っても攻略のトレンドが目まぐるしく変化していることも含め、『スト6』の奥深さに感嘆していた。

番組後半では、なるおが直近で実践して効果があったという“インパクト返し”の練習方法や、今後の「インパクト」関連の調整予想などのトークも展開されることに。「インパクト」にお困りの方は、ぜひ最後までお見逃しなく。
レンズフィルターまで使える拡張性の高さが魅力 WEBカメラ『Facecam 4K』が登場

今回は、Elgatoが8月に販売開始したばかりの最新製品『Facecam 4K』を紹介しよう。本製品は最大4K・60fpsに対応し、美しく滑らかな映像撮影が可能な高性能WEBカメラだ。
WEBカメラ用に専用設計された「Elgato Prime Lens」を搭載し、30~120cmまでのフォーカス範囲と90度の視野角を確保。ソニー製の超高感度1/1.8型センサー「SONY STARVIS 2 CMOSセンサー」を採用しており暗所にも強い。間接照明による落ち着いた雰囲気の室内などでも、ノイズを抑えつつ被写体の色や形を忠実に捉えてくれる。
さらにHDRにも対応するので高コントラストな条件下――たとえば部屋の照明は暗めだが画角内にLEDライティング付きのPCを設置しているような環境でも、白飛びや黒つぶれを抑えられる。

近年は画質向上を狙ってWEBカメラの代わりに一眼レフカメラを導入する配信者も増えているなか、『Facecam 4K』は無料アプリ『Camera Hub』(※1)を利用することにより、一眼レフライクな操作性で多彩な映像カスタマイズが可能となる。
『Camera Hub』はパン・チルト・ズーム操作、コントラスト・彩度・シャープネス・ホワイトバランスの調整といった基本設定に加え、マニュアル露出機能も備える。ISO感度やシャッタースピードを個別に調整することで好みの明るさを実現できるわけだが、一方で周囲の環境に応じて最適に調整してくれる自動設定も用意されているので、まずはこちらを活用してみるのも手だ。

そのほか、いわゆるフィルター機能のようにプリセットから映像の色味や雰囲気を変更できる「シネマティックLUT」、背景ぼかし、AIによる顔追跡など、便利な機能が満載の『Camera Hub』は配信やリモート会議などで大いに役立つことだろう。

またソフトウェアによる映像カスタマイズに留まらず、『Facecam 4K』は49mmレンズフィルターに対応するというWEBカメラとしては類を見ない特徴を持っている。市販の偏光フィルターを装着してメガネやガラス面の反射を抑えたり、ミストフィルターによって肌や光に柔らかな印象を加えたりと、こだわりの映像演出が可能だ。

『Facecam 4K』+『Camera Hub』の組み合わせは、まさに一眼レフカメラのようなカスタマイズ性と使い勝手を誇るわけだが、「それなら一眼レフでいいのでは?」と思ってしまった方のために『Facecam 4K』を手に取るメリットも挙げておこう。
最大の魅力は、一眼レフカメラと比べて圧倒的に安価なこと。『Facecam 4K』はAmazonでの実売価格が約3万円(2025年9月現在)なのに対し、一眼レフはピンキリとはいえ本体+レンズで少なくとも10万円程度は覚悟せねばならない。また一部製品を除いて一眼レフをWEBカメラとして使用するには、映像をPCに取り込むためのキャプチャデバイスが必要となる。もちろん三脚もほぼ必須であるし、長時間の使用にあたっては熱の対策もしておきたくなるなど、なかなかに手間もかかる。

上記に付随して、『Facecam 4K』の設置は省スペースで済むこと、また配線がUSB Type-Cケーブル1本で完結することもうれしいポイント。「一眼レフなら写真撮影も楽しめて一石二鳥じゃないか」と考える方も多いかもしれないが、いちいち配線を外して持ち出すのは再設置の手間も考えると心理的ハードルが高く、結局WEBカメラ専用機となってしまう……というケースは配信者界隈ではよくある話なのだそうだ。
対人コミュニケーションにおいて視覚情報が与える影響は、聴覚・言語情報を上回ると言われている。いくらマイクの音質にこだわっても、WEBカメラの画質が悪ければ台無しだ。配信者はもちろんリモート会議が多いビジネスパーソンも、一眼レフクラスの映像美が実現可能かつ手軽に設置できる『Facecam 4K』の導入をぜひ検討してみてほしい。























