アールが語る「おじHUNT」で折れたサングラスの真相&なるお VS『HD60 X』の行方――『格ゲーキャスト powered by Elgato』初回収録に潜入

アール×なるお『格ゲーキャスト#1』レポ

 2025年6月26日、ストリートファイター6の攻略情報・エンタメ企画を発信する「SmashlogTV - SF6」は、『格ゲーキャスト powered by Elgato』のエピソード1を公開した。本番組は、eスポーツキャスター・アールと、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」所属のストリーマー・なるおがパーソナリティを務め、SmashlogTVが企画・制作を行うビデオポッドキャスト番組だ。

 長年にわたって格闘ゲームの強豪プレイヤーとしてその名を轟かせ、現在も『ストリートファイター6』(以下、スト6)を中心に第一線でプレイを続けながら、異なる立場からシーンを見守るアール&なるお。そんなふたりが、ここでしか聞けない“ぶっちゃけトーク”満載でお届けする同番組。収録はクリエイター向けの機材を展開するブランド・Elgato(エルガト)の全面サポートで実施され、Elgato製品が勢揃いした特設スタジオ内で、終始リラックスした雰囲気で進行していった。

 本稿では、『格ゲーキャスト powered by Elgato』初回の収録現場の模様と、収録を支えたElgato製品についてのレポート、そして収録直後のアール&なるおへのインタビューをまとめてお届けしよう。

1-12の大敗も「スッキリしている」(アール)

 格闘ゲームシーンがアーケード主体だった時代には、かたや“新宿の狂犬”、かたや“ハマの最強リュウ”の異名で知られたアールとなるお。その通り名が指し示すように活動拠点が異なっていたふたりは、お互いを猛者として認知しながらも対戦の機会はほとんどなかった、と当時を振り返る。

 そんな両名が本番組のパーソナリティに名を連ねることになった経緯やお互いへの印象については、番組内や本記事末の対談でも詳しく語られているところだが、ともあれ格闘ゲームフリークのみなさまの目には“意外な組み合わせ”として新鮮に映ったのではないだろうか。

 記念すべき初回のトークテーマは「おじHUNT#6」(※1)の振り返り。こちらでアールは、いまをときめく女性格闘ゲーマー・べてぃの対戦相手を務め、なるおは解説席から対戦を見守った。

【※1 おじHUNT:倉持由香がプロデュースする育成型女子eスポーツチーム「G-STAR GAMING(GSG)」が主催する『スト6』の配信企画。女性ゲーマー&ストリーマー・べてぃが、元有名プレイヤーや現裏方の“格ゲーおじさん”らと真剣勝負の長期戦を繰り広げる】

 自身と20歳以上差の若手プレイヤーたちからコーチングを受けて牙を研ぐも、本番では1-12の大敗を喫したアール。あまりにもショッキングな内容に、なるおは心中穏やかではなかったと語るが……激闘を終えたアールが見せた“妙に晴れやかな表情”と、“バキバキに折れたサングラス”の真相とは。

 さらに後半では、『Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂』(※2)に寄せた両名のニューヒーロー待望論や、MenaRDがウメハラに宛てて送った“ラブレター”についての子亀(※3)トークも展開された。初回から盛りだくさんの内容になっているので、気になる方は本動画をチェックしてほしい。

【※2 Red Bull LEGENDUS STREET FIGHTER 6 頂:ストリーマー・SHAKAが主催する『スト6』のイベント。予選を勝ち抜いた一般プレイヤーと、人気ストリーマーらがタッグを組み、トーナメント形式で頂点の座を争う】

【※3 子亀:プロゲーマー・ウメハラのファンを表す俗称】

『Switch 2』版『スト6』のゲーム配信に最適なキャプチャデバイスは?

 アール&なるおの音声を収録するマイクやマイクアーム、ミキサーアプリ、果ては照明に至るまで、ほぼすべての収録機材がElgato製品によって彩られた特設スタジオ。

 卓上には同ブランドの代名詞とも言うべき『Stream Deck +』が用意され、アールがそれを用いてワンタッチで照明の制御を行うシーンなどもあった。

 Elgatoのあらゆる製品が集結した収録現場のなかから、今回はゲーム配信に欠かせないキャプチャユニット『HD60 X』をはじめとする3つの製品について紹介しよう。なおElgatoの既存キャプチャユニット・カードは、6月5日に発売された任天堂の次世代ゲーム機『Nintendo Switch 2』(以下、『Switch 2』)への対応も確認されている。

 『Switch 2』は単体でのゲーム配信機能を持たないため、YouTubeやTwitchなどの各種ストリーミング配信プラットフォームで配信をしたい場合は、キャプチャデバイスが必須。“いつでも、どこでも、誰とでも”という気軽さを体現する『Switch 2』の持ち味を損なわず、かつ手軽に魅力的なゲーム配信を行いたいと考えるならば、Elgatoの製品群が最有力候補に上がってくるだろう。

 使いかたは至ってシンプル。『HD60 X』を例にすれば、『Switch 2』のドックから伸びたHDMIケーブルを『HD60 X』の「HDMI IN」ポートに接続し、『HD60 X』の「USB-C」ポートとPCをケーブルで接続するだけで、『Switch 2』のゲーム映像がPCに対し出力されるようになる。

 さらに『HD60 X』の「HDMI OUT」にHDMIケーブルを差し込み、任意のディスプレイに接続すれば、ゲーム映像を遅延なく確認しながらゲームプレイと映像キャプチャを並行できる。外部デバイスによってキャプチャした映像は実際の映像から少なからず遅延が生じるのだが、本製品はパススルー機能を備えることでこの問題を解消している。最高4K/60FPS/HDR10出力に対応し、1440p/120FPSもしくは1080P/120FPS出力にも対応している優れものだ。

 番組内ではアールによるリアルタイム実況のもと、なるおが『HD60 X』のセットアップに挑戦する一幕も。こうしたデバイスのセットアップが苦手というなるおも『Switch 2』の映像キャプチャを難なく完遂。本体サイズが112×72×18mmとコンパクトであり、デバイスレスかつ外部電源レスで動作するというミニマルな仕様についても両名から大絶賛されていた。

 気になる“自分に合ったキャプチャデバイスの選びかた”については、まずSwitch 2版『スト6』のゲーム配信に主眼を置くなら最も安価な『Game Capture Neo』で必要十分との結論に。『スト6』の対戦中の映像リフレッシュレートは60fps固定なので、パススルー解像度が最高4K/60fps/HDR対応の『Game Capture Neo』で快適にプレイできるというのがその根拠となる。

 続いて、映像出力が120fpsに対応する次世代ハードおよびゲームタイトルをプレイ&配信する、あるいは4K30fpsでの映像配信を視野に入れる場合は『HD60 X』がおすすめ。本機は可変リフレッシュレート(VRR)にも対応しているため、高品質なグラフィックが魅力の重量級タイトルを遊ぶ際にも、VRR対応ゲームであれば乱れのないなめらかな映像で楽しめる。

 そして最後に、“2~3年後まで見据える”ならば『4K X』とのこと。最高4K/144fpsのキャプチャに対応する本機は、2025年現在のゲーム配信を取り巻く環境を考えるとオーバースペック気味だが、美麗な映像配信にこだわりたいならば先行投資として購入しておくのもアリだろう。

 『Switch 2』の発売を機にゲーム配信に挑戦してみたい方、配信環境の見直しを考えている方は、本番組ならびにElgato製品をチェックしてみてはいかがだろうか。

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