中学生にシメられてるゲーセンがあるらしい、と思いきや……『格ゲーキャスト powered by Elgato』Ep.3収録レポート

2025年7月25日、『ストリートファイター6』(以下、『スト6』)の攻略情報・エンタメ企画を発信する「SmashlogTV - SF6」は、『格ゲーキャスト powered by Elgato』のエピソード3を公開した。本番組は、eスポーツキャスター・アールと、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」所属のストリーマー・なるおがパーソナリティを務め、SmashlogTVが企画・制作を行うビデオポッドキャスト番組だ。
言わずと知れたベテラン強豪格闘ゲーマーであるアール&なるおが、ここでしか聞けない“ぶっちゃけトーク”満載でお届けする同番組。クリエイター向け機材を展開するブランド・Elgato(エルガト)の全面サポートによる特設スタジオの上質な空気感と、同ブランドのダイナミックボーカルマイク『Wave DX』により収録されたふたりの音声の高音質ぶりも、視聴者から好評を博している。
本稿では、『格ゲーキャスト powered by Elgato』のエピソード3収録現場の模様と、収録を支えたElgato製品についてのレポート、そしてアール&なるおのアフタートークをまとめてお伝えしよう。
ゲーセン世代の“おじ”が見つめる若手の台頭

エピソード3のトークテーマは、“リーグと海外大会の両立”。『スト6』の競技シーンにおいて、“リーグ”とは公式チームリーグ戦『ストリートファイターリーグ(SFL)』、“海外大会”は公式トーナメントサーキット『CAPCOM Pro Tour(CPT)』を指し示すわけだが、チーム戦と個人戦とで選手に求められるアプローチの違いや、世界中で開催される大会を転戦する過酷さを乗り越え、なお結果が求められるプロプレイヤーたちの現状について、ふたりが独自の視点で語っていくことに。
弱冠15歳にして『CAPCOM CUP』準優勝を果たしたチリの超新星・Blaz選手に対し、いわゆる“ゲーセン世代”であるふたりが抱いたあまりにも率直な第一印象。若手の台頭に見る『スト6』シーンの“情熱を受け止めるだけのポテンシャル”について。さらには若手と“おじ”のあいだにある、“ドライブインパクト返し”への考えかたの根本的な違いなど、話題は尽きない様子だった。
後半では、2025年度にふたりが注目しているプレイヤーにまつわるトークも展開されたので、ぜひ最後までチェックしてほしい。
無限の可能性を持つ『Stream Deck』の“超便利”なプラグイン3選

Elgatoのあらゆる製品が集結した収録現場のなかから、アールとなるおがエピソード3で手に取ったのは、同ブランドの代名詞的デバイスである『Stream Deck』。今回は製品の紹介にとどまらず実践的な使いかたにフォーカスし、「超便利なプラグイン」をふたりが紹介していった。

まずはゲーマー御用達のトークアプリ『Discord』用のプラグイン。こちらを『Stream Deck』に導入すると、ボイスチャットの入出力ボリューム調整やミュート操作に加えて、ボイスチャンネルに参加中のユーザーのボイス音量を個別に調整することもできるようになる。

収録では、物理ダイヤルを備える『Stream Deck +』を用いて『Discord』プラグインの操作を実演することに。ダイヤル部を押し込んで対象のユーザーを選択し、ダイヤルを回すだけでユーザー個別のボイス音量調整が完了。直感的かつ、『Discord』アプリを直接操作することなく(ゲームアプリをアクティブにしたままで)各種操作や設定が行えることはゲーマーにとって大きなメリットとなるだろう。
- 液晶パネルの右側に同じ通話に参加中のユーザーが表示される
- ダイヤルを押し込むと別のユーザーに切り替わる
- 音量を調整したいユーザーを見つけたらダイヤルで音量を調整する
- メインのディスプレイを見ずに手元だけで音量の調整が可能だ
②『Windows Cockpit』 by VIVRE-MOTION
『Discord』のように、個別のアプリ向けに最適化された専用プラグインが用意されているのは『Stream Deck』の魅力だが、そもそもマウスやキーボード(ショートカット)操作はほぼ例外なく本機で代替可能なうえに、WindowsOSにおけるおよそあらゆる設定や操作もワンボタン・ワンアクション化できることも忘れてはならない。それを可能とするのが『Windows Cockpit』プラグインの存在だ。

たとえば、画面共有を求められた際にデスクトップ上のショートカットアイコンを一括で非表示にしたり、ゲームアプリがフリーズしてデスクトップに戻れなくなった際に「タスクマネージャー」を直接起動したりといったことはお手の物。モニターのオンオフや入力切り替え、システムの再起動やシャットダウン、果ては画像の一括形式変換、ファイルのコピーや新規作成などにも対応しており、ゲーマーのみならずあらゆる用途で頼れる相棒となってくれる可能性を秘めている。
- タスクマネージャーをワンボタンで開く設定も可能
- 困った時に「タスクマネージャー」をワンボタンで起動できるのは安心だ
③『Twitch Tools』 by BarRaider/『YouTube Ticker』 by Zevedei & Partner Ltd.

ここまでの紹介で、『Stream Deck』は、ゲーマーや配信者、クリエイター、ビジネスパーソンといったハードユーザー向きのデバイスという印象を持った方もいるかもしれない。しかし、実はTwitch配信やYouTube動画の視聴といった用途にも活用できることはぜひ知っておいてほしい。
『Twitch Tools』では、Twitchでお気に入りのチャンネル(ストリーマー)をアイコンとして表示させ、配信中になるとアイコンを点灯表示してくれるチャンネルモニター機能が利用できる。


YouTubeにおいても『YouTube Ticker』によってほぼ同様の機能が利用でき、こちらはライブ通知に加えて新着動画の投稿通知機能も備えている。

これらのプラグインは、公式が提供する『Elgato Marketplace』からダウンロードできる。設定用のアイコンパックや効果音などもこちらから入手可能。
あらかじめ特定用途(アプリ)向けにアクション内容、アイコン、レイアウトなどがセットになったプロファイルも配布・販売されているので、そちらもぜひ活用したいところだ。
- 『Elgato Marketplace』
- さまざまなプラグインが入手可能
- 一括で設定を反映してくれるプロファイルも利用可能だ
- さらにカスタマイズが可能になるアイコンパックも






























