ミニチュア作家YouTuber、壁の中に“こびと用の縁側”を制作 リアルすぎる仕上がりに視聴者感嘆
10月11日、ミニチュア作家として活動するYouTuber「MOZU STUDIOS」がチャンネルを更新。「【ミニチュア】壁の中にこびと用の縁側を作ってみた。」と題した動画を投稿し、そのクオリティに視聴者から反響が寄せられている。
「MOZU STUDIOS」は、ミニチュアやトリックアート作品を手がけるMozuとデザイナー・Yuukaの2人で活動するYouTubeチャンネル。これまでにも、さまざまな作品を制作する過程について公開しており「壁の中にこびと用の牛丼屋を作ってみた」「【鬼滅の刃】のミニチュア本を作ってみた!」などの動画を投稿している。
今回は、子供のころの夏の思い出を彷彿とさせるような縁側を制作。すべての小さいパーツが手作業で作られており、その技術力に賞賛が送られていた。たとえば、和室に設置されたテーブルは、購入してきた木材を切り取ってヤスリで削り、ボンドでパーツを繋ぎ合わせて本物そっくりの物を作っている。机の上にはミニチュアサイズになった『ポケットモンスター ダイヤモンド』のDSソフトや計算ドリル、虫かごなどが置かれていて、少年の小人がまさに今生活しているような雰囲気に仕上がっていた。
また、部屋の隅に置かれた棚には、精巧なミニチュアサイズのポットや電話機などが設置されている。棚の正面には小さいメモ用紙が貼られているのだが、その内容も万年筆を使って自ら手書きしていた。細部のこだわりによって一層生活感を感じられ、作品のクオリティが何倍にも引き上げられているようだ。
動画内では、ミニチュアの動く扇風機や和室の畳なども一から制作する様子が公開されている。縁側の横の壁にはコンセントが設置されていて、日常の生活空間の中に小人が住んでいるような作品が完成。ノスタルジックな雰囲気が漂う作品に、コメント欄では「あなたの技術は日本の宝ですね。世界中の人に知ってほしいです。」「気が…気が遠くなる作業…凄すぎる。」などの反応が寄せられている。
クリエイティブ業界では「神は細部に宿る」という言葉が引用されることも多いが「MOZU STUDIOS」の作品は、まさにその言葉を体現しているように思える。すべてのパーツの細かい部分まで妥協なくこだわっているため、見ている者は思わずその世界観に引き込まれてしまうのだ。視聴者からは「懐かしい」「実家そのままでびっくりしました」といった反応も寄せられていた。
なお、今回の作品は、11月12日から銀座三越で開催する『Mozuミニチュア展』でも初披露されるようだ。動画越しでも十分魅力が伝わるが、実際に見ることで新しい発見や驚きが生まれるかもしれない。また、気になる方は他の作品の制作過程についてもチェックしてみてはいかがだろうか。






















