『ZAIKO』がチケッティングとストリーミングの両軸で描く“成長戦略”

チケッティングとストリーミングを主軸にした成長戦略
ーー最後に今後の展望や目標について教えてください。
島田:ZAIKOは今後の成長戦略として、チケッティングとストリーミングを主軸に、3つの分野に力を入れていきます。
ひとつ目がマーケティング・プロモーション です。もともとiFLYERではプロモーション機能を持っていたこともあり、ZAIKOの方でもその知見やノウハウを活かし、チケット購買のプロセスにおける認知度向上と集客の支援を行うプログラムの提供を考えています。
2つ目はスポンサード(協賛)の代理店営業です。大手プレイガイド各社もこの分野に取り組んでいますが、将来的にスポンサー企業をマッチングするネットワークを構築して、クライアントの販促ニーズに応じたマッチングを提供することを目指します。スポンサー企業とイベントをつなぐ仲介役として、プロモーションの場を創出していくことを考えています。
そして3つ目が、ストリーミング配信用の映像制作です。現在の配信準備や現場での制作管理などはクライアント側で行っています。これらをすべてZAIKOが、ワンストップで支援し、イベント主催者の負担を軽減することで売上拡大の機会を増やしていきます。それによってファンのみなさんがライブを楽しめる機会も増えます。
さらに、海外展開も強化していく予定です。現在の売上構成としては、約90%が日本国内、残りの約10%が海外となっています。直近では香港に拠点を設立して、より多くの海外ユーザーにリーチしていきながら、日本からコンテンツ輸出と海外からのインバウンドなどインとアウトの両軸で売り上げの海外比率をさらに高めていくこと を目指しています。



















