連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」(第28回)
カメラ初心者の行き当たりばったり散歩~浅草橋編~
リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく。
第28回は、最近ついに『HUNTER×HUNTER』デビューをして、今後の展開が楽しみでしかたがないはるまきもえがお届けします。(いまは天空闘技場編を視聴中です)
私はこのあいだ、10万円を高々と頭上に掲げながら、人生初のカメラを買いました。
購入したのは、パナソニックの『DC-G100DK-K』です。普通に1か月分の家賃より高いので、帰りはまるで赤子のように抱き抱えて持ち帰りました。
ただ家でニヤニヤ眺めていてもしょうがないので、さっそく外で使ってみることにします。
とくに撮りたいものがあるわけではないので、今回の行き先はこいつに決めてもらいましょう。ルーレットスタート!
見事に人生で一度も降り立ったことのない場所を表示してくれました。カメラを片手に意気揚々と家を出ます。
私は小岩に住んでいるので、高輪台まで行くには総武線に乗り、浅草橋駅で都営浅草線に乗り換える必要があります。
しかし浅草橋駅で乗り換えようと思ったところ、とても大きな太鼓の音と祭囃子が聞こえてきました。これは見に行かなければ……! 急遽目的地変更です。
ものすごい人の数! そして大音量の和太鼓が響き、「よお!」「せい!」「はっ!」といった掛け声がいろんなところから聞こえてきます。
日本の人はもちろん、海外の人もたくさん見にきており、一連の動きが終わると必ず拍手喝采が巻き起こる。なんて素敵な空間なんだ……。
どうやら、散歩当日の5月12日は『浅草橋紅白マロニエまつり』なるものが開催されていたようです。
なにも知らずに家を出てきたのですが、こんなイベントに出会えるなんてラッキーです。出店もたくさん営業していて、みんな阿波踊りや盆踊りを見ながら食べたり飲んだりして盛り上がっています。お祭りってなんでこんなにも最高なのだろうか。
カメラを構えている人もたくさんいて、私も初心者ながら「練習しよう!」と思い写真を撮らせてもらいました。もっと撮るのがうまかったら臨場感が伝わるのかなと悔しい気持ちですが、それはこれからの自分に期待しておきます。
ついでに、浅草橋付近のお気に入りスポットを回って帰ります。私が1番好きなのは、この屋形船がたくさん停まっている『中川』という川です。水のなかから柱が生えて、水上に床がある感じがとてもワクワクします。
頭のなかで屋根伝いに飛び乗ったり、水上の床を走り回る妄想をよくします。隅田川が近いので、潮の匂いがするのもまた気に入っているポイントです。
隅田川の方に歩いて行きます。今日は青空ひとつない曇りだったのですが、水上バスに乗っている人たちは楽しそうです。おじさんが手を振ってくれたので、私も振り返しました。
さらに近未来的な水上バスも目の前に現れてきました。これはかっこいい! ちなみに今年の『隅田川花火大会』は7月27日に開催される予定ですが、こういう水上バスに乗って見れたらめちゃくちゃいい思い出になりそうです。
最後は両国駅でお別れです! 両国国技館の前は、力士さんをひと目見ようとたくさんの人が集まっていました。私も『サンクチュアリ -聖域-』を見て、いつか相撲を見に行こうと友だちと話したことがあるので、見に行ってみたいです。次も都内のどこかを散歩して行きたいと思います。ではまた!
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