バイクのレストア系YouTuberが海外視聴者を虜に あえて“作業を省略しない姿勢”が重要?

 バイクのレストア系動画で人気を集める男性YouTuberがいるので、今回ぜひ紹介したい。該当のチャンネル名は「ふみっちょドライビング」で、チャンネル登録者数18万人という人気を誇る。今回、「長い動画でも、思わず最初から最後まで見てしまう」と評価の高い、彼の動画の魅力を深掘りしていきたい。

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 当チャンネルは、ふみっちょという男性が運営している。話は少し脱線するが、ふみっちょは以前、自動車教習所の指導員を務めており、車好きの彼らしい経歴が見られる。しかし、ヘルニアを患ってしまい、長時間助手席に座ることが困難になってしまったことから、やむを得ず退職してしまった。

 彼は大きなガレージを所有しており、そこで愛車を紹介したり、バイクをレストアしたりする動画をYouTubeに投稿している。当チャンネルのメインコンテンツは、バイクのレストア系動画。彼がレストアするバイクは多岐に渡り、「XJR400」や「GSX400インパルス」、「ZEPHYR400」などの、人気のバイクを修復していく。

 当チャンネルの動画は長尺動画がメインで、おおむね20分以上から、長くて1時間以上のものまである。長尺動画であるにもかかわらず、コメント欄やSNSを見てみると、最初かた最後まで見る方が多いようだ。その理由の1つに、彼の非常に丁寧なレストア作業に定評がある点が考えられる。動画の投稿頻度は1~2週間で1本程度とそれほど高くないのだが、それでもどの動画の再生回数も数万~数十万以上という、根強い人気を誇っている(動画の投稿頻度が高くないのは、1本1本しっかり作り込まれているという理由も考えられる)。

 部品の取り外しや塗装、清掃に至るまで、作業を省略せずレストアを仕上げていく。また、過程1つひとつをカメラに収めつつ、テロップで解説を入れているので、視聴者に配慮された動画となっている。事実、コメント欄では、動画と同じ車・バイクをもっており、自身のレストアの参考にしている視聴者も多い。

 また、驚くことに、コメント欄では一部海外の視聴者が見ていることがうかがえる。彼の動画では日本語と英語のテロップを出していることがあり、海外の視聴者からは「レストアに対する献身的な取り組みは、とても卓越したものです」「1時間という長い動画にもかかわらず、最後まで夢中になってしまった!」といった高評価を得ている。レストア系の企画は海外でも人気があるが、彼のレストア動画の魅力は国内だけに留まらず、海外にもしっかりと伝わっているのだろう。

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