都心の“収録環境”に革命を——防音マンション「TRACK八丁堀」をゲーム配信者の視点から内覧してみた

ゲーム配信者——それは、ゲームのプレイ映像にリアルタイムのトークやリアクションを乗せ、インターネット上で発信する表現者たちのことだ。
プロ・アマ問わず、自宅を拠点に活動するスタイルが主流である以上、彼らにとって「住環境」はすなわち“仕事場の環境”でもある。配信時のテンションの上がった声、深夜の実況、録音機材の設置や配線環境……。快適な制作活動をおこなうには、騒音やインフラ、間取りの問題をクリアした住まいが必要不可欠だ。
では、そんな配信者にとって理想の物件とはどんなものか? その問いに対してひとつの答えとなりそうなのが、2025年春に東京都・中央区に誕生したコンセプトマンション「TRACK八丁堀」である。
今回、筆者はこの物件を実際に内覧する機会を得た。都心の立地にありながら、録音・収録・編集・配信すべてを想定したTRACK八丁堀。まさしく“住めるスタジオ”として注目されるこの物件をレポートしてみたい。
シックな装いでクリエイターの心を掴む”防音デザイナーズマンション”
TRACK八丁堀は、中央区に2025年春に竣工したばかりの防音デザイナーズマンション。防音性能の高さに加え、配信や収録に適した室内構造、そして都心でのアクセス性を兼ね備えた“クリエイター向け”マンションだ。
TRACKシリーズとしては、「両国」「向ヶ丘遊園」に続く第3弾。「都心と調和しつつ、新たな切り口で開発していく」というコンセプトのもと、過去シリーズの良さを継承しながら、より高次元のバランスを追求している。部屋タイプは、A(1K)・B(1K)・C(1LDK)・D(2K)の4種類。いずれの部屋も全て防音仕様だ。
マンション内に早速入ってみると、黒を基調としたシックな内装に心を惹かれる。エントランスのスピーカーから流れるのは、林ゆうき氏がTRACKシリーズのために作曲したオリジナル楽曲『Borderless Resonance』。劇伴の名手によるこの音楽が、住人の創作意欲を刺激してくれる。まさに“表現者のための住まい”だと言えるだろう。
優れた防音仕様で配信活動も気兼ねなく
本物件の最大の売りは、やはりその防音性能だろう。約100dB(電車が行き交う高架下レベル)の音を出しても、隣室に聞こえるのはわずか20dBほど。ちなみに、人間の会話は約50〜70dB程度だと言われている。それよりも格段に低い20dBは、“木の葉の触れ合う音”や“掛け時計の秒針”程とされており、実質的に生活音レベルにも達していない。
TRACK八丁堀の防音性能を確かめるべく、筆者も実際にサウンドチェックが可能なモデルルームに足を踏み入れたが、その静寂さには驚かされた。この時、室内で再生したサンプルBGMの音量は約90dB。間近で聞き続けるには耐え難く、通常の集合住宅だと間違いなく苦情が来るレベルの大音量だ。
しかし、居室とキッチンを分ける防音扉を閉めた瞬間、室内から聞こえてくる騒音レベルのBGMがグッと小さくなった。そのまま玄関を開けて外へ出てみたが、室内から漏れ聞こえてくるのはかすかな旋律のみ。約90dBのBGMが一気に遮音され、「ここは本当に賃貸物件なのか?」と疑いたくなるレベルで音が聞こえなくなった。
では、TRACK八丁堀の防音性能はどのように担保されているのか?「詳細な設計は企業秘密のため明かせない」(担当者談)とのことだったが、随所がこだわり抜かれているのは目に見えて明らかだった。
まず防音扉には、開閉時に自動でゴムパッキンが展開する仕組みを採用。加えて天井にはダクトレールが設けられており、小さな取り付け穴のみで設置可能な照明器具が備わっている。また、天井には学校の音楽室などでよく見かける素材、ソーラトンを使用。そこへ二重サッシの窓も合わさり、音漏れの原因となる隙間がなるべく排除されている。部屋の構造や素材面で遮音性に特化していることが分かった。
ゲーム配信者の場合、コメントを拾ったり配信者同士でトークを繰り広げたりと、スタイルにもよるが喋りっぱなしという場面も多い。そうした場合でも、外部や隣の部屋に音声が漏れることはほとんど無さそうだ。また、「配信を盛り上げるために、大きめのリアクションを取りたい」時でも大丈夫。音漏れを気にせずに思う存分、配信者としてのポテンシャルが発揮できるだろう。
ただし、いくつか注意点も存在する。そのうちの代表的なものが、「ドラムなど“振動系”の楽器はNG」という点だ。低音や振動は空気ではなく建材を通じて伝わるため、専用のスタジオでもなければ完全防音は難しい。TRACK八丁堀の担当者によれば、「防音性能を極限まで求めるユーザーであれば、そもそも専用のスタジオを借りて作業する場合も多い。そうした市場のニーズも踏まえた結果、TRACKシリーズは現在の防音性能に落ち着いた」とのことだ。
それでも、DTMを生業とするサウンドクリエイターや演奏家をはじめ、ゲーム配信者などの入居者からも好評を得ている様子。こうした現状からも、TRACK八丁堀の防音性能に不備が無いことは確かだと言えるだろう。
”かゆいところに手が届く”室内設計でクリエイターに優しい
TRACK八丁堀の室内設計には、随所に配信者やDTMerを意識したこだわりが詰め込まれている。筆者が驚いたのは、部屋のいたるところに配置されたコンセントだ。
TRACK八丁堀のモデルルームを見ると、最小のAタイプ部屋でも4箇所、Dタイプ部屋では10箇所以上にコンセントが設置されており、電源問題に悩まされることはまずない。しかもその多くが、100Vと200Vに対応したアース付きという点がかなり嬉しい。
一般的な物件で”200V電源が必要な機材”を扱うのはそれなりにハードルが高く、なかには「電圧を変えるために屋外工事を手配した」というクリエイターもいるほど。だが、TRACK八丁堀の場合はそうした心配の必要は無い。入居した時点から、海外製の機材や各種オーディオインターフェイスも問題なく使える。コンセントが部屋の各面に設置されていることで、配信用PCやキャプチャーボード、ミキサーなどの配線処理もしやすいように見受けられた。
そして壁の一部には、釘打ち可能な“補強壁”が設けられている。吸音パネルやディフューザーの取り付けもOK。室内音響を自分で整えたい場合も、問題なく作業できるだろう(※退去時に原状回復費用は発生する)
最寄り駅から徒歩2分 インフラ・立地・ネット環境も抜かり無い
インターネットについても申し分ない。標準で1Gbpsの高速回線(フレッツ光ネクスト)が無料で提供されており、希望者は月額3,000円ほどで最大10Gbps(フレッツ光クロス)のプランにも変更可能。配信や動画アップロードのストレスは、一般的な賃貸物件と比べて相当少ないはずだ。
さらに魅力的なのが、TRACK八丁堀の立地。最寄りの八丁堀駅(京葉線・日比谷線)から徒歩2分というアクセス性に加え、銀座や日本橋が徒歩圏内。東京駅からも徒歩17分だ。撮影・収録・イベントなど移動の多いクリエイターの場合、この利便性はかなり強い武器になるのではないだろうか。
周囲はオフィス街ではあるがゆえに、休日や夜は静かで落ち着いており、コンビニやスーパー、公園も徒歩圏内に入る。加えて、TRACK八丁堀は全フロアでペット飼育OK。八丁堀周辺でペット可な物件はそもそも希少であるため、動物と暮らしたいクリエイターにも好相性だ。
防音マンションを探しているなら要チェック
筆者は、現時点で他の物件に引っ越す予定は無い。しかし、「もし今の住まいに限界を感じたら間違いなく候補に入れるだろう」と確信した。それほどまでに、TRACK八丁堀は“ゲーム配信者の実用性”に特化した設計が行き届いている。
防音マンションと聞くと、音楽家やDTMerに特化したイメージが強かったが、今回の内覧で改めて思ったのは、「この物件は配信者にも刺さる」ということだ。防音性、配線設計、ネット、セキュリティ、周辺環境……等々、あらゆる面がクリエイターの心理を丁寧に汲み取って作られていると感じた。
配信者はもちろんのこと、現在進行系で防音マンションを探しているなら、TRACK八丁堀は間違いなく“見ておくべき物件”だ。その設計思想には、単なる賃貸住宅を超えた“表現者の住まい”としての哲学がある。もしも「音量に気を遣わずに好きなように配信したい」「自分の声や作品をもっと本気で扱いたい」と願うなら——この物件は、生活と創作活動を劇的に変えてくれるかもしれない。
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『TRACK八丁堀』
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