にじさんじ所属エクス・アルビオがお笑いから学んだこと “特大トロール”すらも愛される、真面目で愉快な英雄
グループや集団で集まったときは通りの良い声が影響してか、指示を出す側に回ることもあるエクス。一体感を大事にしようという姿勢はみせつつも、「小ボケをやたらと挟む」「応対がいきなりテキトーになる」といった普段の振る舞いを知る同僚やファンから「本当に大丈夫?」「なんか不安」といった声があがることもしばしばだ。
実際、これまでエクスは配信内外において良い意味でも悪い意味でも「やらかした」ことが多い。イブラヒムとの早起き対決では「2人とも遅刻する」という、リスナーも想像していなかった結果を生みだした。
事務所の後輩であるアルス・アルマルとのコンビが人気を博すと、内気でツッコミ型なアルスとひょうきんでボケ型なエクスとの掛け合いから多くのハイライトシーンが生まれることになった。
エクスのひょうきんな振る舞いや小ボケに対して「何なんだおまえ!」とアルスからキツめにツッコみをいれられることも多く、こういった出来事も「エクスはふざけるタイプ」という認識が広まった一因といえよう。
「信頼できそうだけど胡散臭い」というイメージは、にじさんじ外のストリーマーや同業のVTuberの間でも徐々に広まっている。悪ふざけのつもりがちょっとした大事になったり、いつも通りのプレイングをしてもチームメイトから冗談交じりにトロール行為(註:オンラインゲームにおける迷惑・利敵行為のこと)とまで言われてしまうこともある。
エクス・アルビオ🦐トロール伝説
・ランドスライド上から滑り落ちて死ぬ
・崖から落ちて死ぬ
・ライトアモを壁に撃ち続ける
・安置収縮のタイミングでトイレに行く
・ブラックマーケットでトレジャーパックを拾う
・安置の最後まで保管庫の鍵を握りしめてる— 胡桃のあ🧸♔ (@n0ah_kurumi) April 11, 2022
もちろん本人のあずかり知らぬところで生まれるボケもあれば、おもわぬ悪評となって広まる部分もあるだろう。配信映えやリスナーを楽しませる面白シーンを生み出すタネを長年撒き続けてきたことで、本人はいたって真面目に考えてプレイをしていても「面白シーン」と受け取られてしまう恰好となっている。
2023年3月13日には、4月に開催予定となっている『VTuber最協決定戦 ver.APEX LEGENDS Season5』への出場を発表。メンバーは葛葉と不破湊、そしてエクスの3人で、2年前に出場したチーム「英吸不滅」としての再出場となった。
メンバーが公開された日にはさっそくカスタム開催して練習を開始し、葛葉と不破からは「IGL」(註:インゲームリーダー。チームの作戦指示をする役割)を任されている。ブランクを埋めて最優の結果を叩き出すためにかかさぬ努力をしていくはずだろう。
加えて、以前に出場した際は真面目アリ・お笑いアリの名物トリオとして人気を掻っ攫っており、「大会結果」だけでなく「エンターテインメントとしての配信内容」も注目されているチーム「英吸不滅」。今大会以降もエクスがどのようなアクションを起こすかは見ものだ。