明るい配信スタイルが人気のゲーム女子・魔界ノりりむ。時折見せつけるワードセンスに見る“深さ”

魔界ノりりむのワードセンスに見る“深さ”

 現在のVTuberシーンにおけるトップランナーの一つであるにじさんじ。そのなかにおいてもタレントの活躍する分野は日々拡がっている。

 メインとなる生配信に加え、事務所が主導する企画への参加や監修、主に一人ひとりのライバーが主導となって進む歌ってみたなどの動画のほか、ここ1年ほどはエンターテインメントのフィールドでアーティストとして日の目を見る者も増加している。

 これまで当連載では元一期生・元二期生の全員を紹介してきた。ここ数回の赤羽葉子、本間ひまわりに続き、元ゲーマーズ組として最後に紹介するのは魔界ノりりむだ。

 2018年7月30日にTwitterで初ツイートをし、8月4日にYoTuberにて初配信。元ゲーマーズ3期生として、葛葉、椎名唯華、雪汝とともにデビューした。

 ハイトーンで甘い声色と悪魔らしい容姿。小柄なビジュアルもあいまって、どことなくあどけなさを感じさせる彼女。実際の生配信では明るく・元気・快活、独特なセンスで突拍子もない言動を見せることも多く、その活気の良さと言動は周りの注目を集めるどころか、配信を共にする同僚らからは「りりむ! うるさい!!」と叱られたりもするレベルだ。

【漫画】だから言ったのに…!!平和なゲーム配信中にかわいい美少女二人に起こった災難とは!?

 そんな飛び切りな明るさを持った彼女は、元ゲーマーズ組としてデビューしたこともあり、『Fortnite』『Apex Legends』『ダークソウル3』『Rust』『VALORANT』といったFPS~アクションゲーム、『To Heart2』『アマガミ』『ときめきメモリアル2』といった恋愛シミュレーション~ビジュアルノベルゲーム、はたまた『マリオカート8DX』『Minecraft』『ポケットモンスター』シリーズ作品といったビッグタイトルにも手をつけ、どのゲームでもノリノリで進行していく。

 そのプレイングはしっかりとしているが、いちど慌てると「キャー!」と大きな声をあげ、落ち着きがなくなりミスを連発するなどパニックになることが多く、親しい人とのコラボ配信ではイタズラ心が働いて子どもっぽい仕掛けをしてみたりと、ゲーム配信の彼女はプロのゲーマーという側面よりも「ゲームを楽しむ」女子そのものといった表情を見せてくれる。

【 #げまじょのスープ 】げまじょでうみがめのスープ
【 #げまじょオン花見 】花見でぶっちゃけ?ギリトーク??【にじさんじ】

 これはりりむだけに限ったことではないが、赤羽葉子、笹木咲、本間ひまわり、椎名唯華、魔界ノりりむらの元ゲーマーズ組女子組である「げまじょ」の面々は、共にゲームをし始めると互いが心を許している関係ということもあって、より楽し気にプレイしている姿を見せてくれる。

 あまりにも楽しく盛り上がり過ぎたがゆえにゲーム成績に繋がらないパターンもままあり、最近では2022年1月24日に『VALORANT』のコラボ配信で葛葉、りりむ、ひまわり、椎名、笹木の元ゲーマーズ組がチームを組んだマッチは、プレイ中は終始仲良くトークが弾んだものの、あまりにも一方的なまでに散ってしまい、マッチメイクした後輩の西園チグサが思わず謝罪しかける場面もあったほど。

【VALORANT】にじカスタムきたーーーーー!

 多人数コラボ配信や公式企画内でもすぐに「げまじょ」メンバー同士で声をかけあい、共に配信を盛り上げていこうとする結束力は、にじさんじの中でもひと際に注目を集めるところ。

 元1期生・元2期生が多人数の大型コラボに揃って参加することが数少ないということも影響しているとは思うが、注目を集める何よりの理由は、げまじょメンバー5人が巻き起こす活気あふれたアッパーなムードにあるだろう。彼女ら5人のうち2人以上がいれば、パっと配信が華やぎ、むしろ騒々しくなりすぎてしまうことも。りりむのハイトーンな声であどけなさある言動は、もちろんそのムードの一端となって多くのリスナーに知られてきた。

 煽り言葉に買い言葉、イタズラを仕掛けたりウソをついてみたり、そんなドタバタ劇を引っ掻きまわし続ける面々。容姿・声・ゲームプレイング、どれをとっても少女さやあどけなさを見せてくれるりりむにとって、元ゲーマーズ・げまじょのは暖かい場所になっているだろう。

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