マイクロソフトが断念した「Windows Phone」を海外YouTuberが再現 Galaxy Z Fold4からカスタム

 かつてマイクロソフトが開発していたモバイルOS搭載の「Windows Phone」は、アップデートを繰り返してきたものの、結局「Windows 10 Mobile」において2019年12月以降、サポートが終了されることになった。このWindows Phoneについて、海外YouTuberのMark Spurrell(チャンネル登録者数20.1万人)が、スマートフォンの「Galaxy Z Fold4」を使って再現することに成功した。該当の動画は、2022年8月26日公開の「I Turned My Z Fold 4 Into a Windows Phone :-)」だ。

I Turned My Z Fold 4 Into a Windows Phone 🙂

 Galaxy Z Fold4とは折りたたみ式スマートフォンで、手帳のように半分に折りたためるのが特徴。通常の外部ディスプレイに加え、折りたたみを広げると内部から大画面ディスプレイが現れ、大きな画面で動画やゲームなどを楽しみやすくなっている。こちらのGalaxy Z Fold4を使い、Windows Phone風に変えてしまうのが本動画の趣旨。具体的には、折りたたみを開いた時の内部ディスプレイが、Windowsのホーム画面になっている。

 PC環境と同様、内部ディスプレイでスタートメニューや検索ボックス、音量調整などの操作が可能。もちろんスマートフォンなので、これらはタッチで操作できる。操作面に関しては、PC環境と遜色ない。外部ディスプレイはWindowsのメニュー画面となっており、2つの画面を使ってWindowsをスマホで操作できる、なんとも不思議なスマートフォンとなっている。

 このように、Galaxy Z Fold4を”Window Phone”なるものに変えるには、2つのランチャー(特定のアプリケーションソフトをアイコンで一覧表示し、マウスのクリックのような簡単な操作で起動できるようにする機能)が必要になると動画内で紹介されている。

 1つめのランチャーは、Google Play ストアで提供されている「スクエアホーム」。スクエアホームとは、タイルやキューブ型のアイコンで、ホーム画面をWindowsのスタートメニュー風に変えられるアプリ。スクエアホームは外部ディスプレイに用いる。2つめの内部にある大画面ディスプレイには「Win-X Launcher」と呼ばれるランチャーを使う。Win-X Launcherを使うことで、内部ディスプレイをWindowsの画面に変えられる。

 ただし、これら2つのランチャーを同時に使うには、Galaxy端末の「Bixby Routines」を使う必要がある。Bixby Routinesとは、生活パターンを学習し、自動化された作業ルーチンをもとにタスクやセットアップを繰り返す機能。Bixby Routinesを使って、内部ディスプレイを開いた時にWin-X Launcherを起動できるように設定することで、Windows Phoneを実現できるという。

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