自転車で牽引できるキャンピングカーを制作 海外YouTuberのユニークな発想と実行力

 海外のYouTuber「Drew Builds Stuff」(チャンネル登録者数3.38万人)が、自転車で牽引できるキャンピングカーを自作した。該当の動画は、2022年5月18日公開の「Building a Camper I can Tow with my Bike... Detailed Build」。

Building a Camper I can Tow with my Bike... Detailed Build

 本動画では、自転車で牽引できるキャンピングカーの製作過程を、すべて公開している。投稿主はまず、スチールを使ってキャンピングカーの床の部分の骨組みを製作していく。続いて、キャンピングカーに取り付けるタイヤに、投稿主が子どもの時に使っていた自転車のものを新たに使用した。

 床部分の骨組みを完成させたあとは、キャンピングカーの居住部分をベニヤ板を組み合わせて製作していく。屋根の一部が湾曲するキャンピングカーを製作するため、ベニヤ板の一部に切り込みを入れ、衣類スチーマーを使って熱を加えて曲げてしまった。その他、キャンピングカーの塗装やドアの取り付けなどを経て、ついに自転車で牽引できるキャンピングカーが完成。

 完成したキャンピングカーには大きな扉が1つと、左右に1つずつ窓が取り付けられている。中は人が1人寝られるほどのスペースで、布団を敷いて快適に過ごせる空間を作り出している。幅は狭いので寝返りを打つのは難しいが、天井が高いので、意外にも中は広く感じられる空間となっている。USB充電式のライトが取り付けられ、モバイルバッテリーから電力を供給して、キャンピングカーの室内を明るく照らしている。また、キャンピングカー後方には赤色光を出す小さなライトが2つ取り付けられており、周囲への配慮も問題ない。

 さっそく、キャンピングカーを牽引して15キロメートル先の目的地まで自転車を漕いでみた。こちらのキャンピングカーの総重量は約120ポンド(54.4kg)で、想定していたよりは楽に牽引できるとのこと。また、その日は風が強かったものの、思ったより影響を受けず、大変ではなかったらしい。舗装された道はもちろん、田んぼ道や山道などの険しい道路も難なく走行していた。何よりこちらのキャンピングカーは自転車で牽引するので、車では通れないような細い道や、森の奥深くでソロキャンプを楽しむことも可能。今回は投稿主が自作したが、海外では実際に自転車用のキャンピングカーが販売されており、ソロキャンプを楽しみたい方に需要があるようだ。

 こちらの動画のおもしろい点は、キャンピングカーを1からすべて自作している点だ。動画は英語だが、1つひとつの作業を丁寧に説明しており、特にDIY好きな方には参考になる点も多いだろう。DIY好きな方は、この機会にぜひ視聴してほしい。

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