BMWをウッド調にカーラッピング プロの技術が楽しめるYouTubeチャンネルのおもしろさ

 専用フィルムを車体に貼り付けて、ボディカラーを変える装飾手法カーラッピング。最近、その道のプロフェッショナルによるカーラッピング専門のYouTubeチャンネル「けーいっちゃんねる KEICHANNEL」が人気を集めている。

 同チャンネルを運営するけーいちさんは、アメリカで行われた大会で四度の優勝経験を誇る凄腕カーラッピング職人。チャンネルを始動させたのは2020年2月5日のことで、以来、カーラッピングの魅力を伝えるべく頻繁に更新し、2022年6月16日時点で117本の動画を投稿している。

 アップされる動画の内容は、カーラッピング初心者向けのHow to講座的なものから、カーラッピングの世界大会に潜入取材したものまで様々。中でも目を引くのは、奇抜なビジュアルのカーラッピングを施す動画だ。ある時は「アウディQ5」をデニム柄にラッピングしたり、またある時は、ボロボロのダッジバンを70年代に人気を博した米国のアニメ「スクービードゥー 」に登場する車のデザインに変更したりしている。

【日本1台限定】こんな車ありえない!ウッド調で車をラッピングしてみた!前編

 6月8日には、けーいちさんが最近購入したステーションワゴンタイプの「BMW 3シリーズ ツーリング」をウッド調にフルラッピングする動画を公開。けーいちさんによると、普段、他人の車にラッピングする際にはシンプルに車体のカラーを変えることが多いらしいのだが、「色替えは自分の車にはあんまり面白くない。デザインでめちゃくちゃしたい」として作業に着手していた。

【ウッド調ラッピング】遂に完成!唯一無二の愛車!めっちゃ目立つ!地震!?

 6月11日に公開された「【ウッド調ラッピング】遂に完成!唯一無二の愛車!めっちゃ目立つ!地震!?」と題した動画では、木目調のBMWがついに完成。貼り付けられる前のフィルムはどこからどう見てもプラスチック素材なのに、貼り付けられると木のぬくもりや自然の風合いが醸し出されるから不思議だ。こうして木製に生まれ変わったBMWに対し、コメント欄には「お洒落でかっこいいデザイン」「木製のモックアップみたいな仕上がりで雰囲気バッチリですね」「やっぱプロ」など称賛の声が相次いでいた。

 ラッピングのいいところは、塗装と違って車体に負担を掛けずに何度もデザインをチェンジできることだ。「デザインでめちゃくちゃしたい」と豪語していたけーいちさんだが、その変幻自在のラッピングスキルによって、自前のBMWをウッド調の次はどんなビジュアルに模様替えしてくれるのか。引き続き、「けーいっちゃんねる」の動向に注目していきたい。

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