Google、Amazonのゲーム事業が不調な理由は? Amazon次期CEOは立て直しを宣言

Google、Amazonのゲーム事業が不調な理由は? Amazon次期CEOは立て直しを宣言

 Googleがゲームプラットフォーム『Stadia』の開発チーム、Stadia Games and Entertainment(SG&E)を解散させると発表した。対してAmazonの次期CEOは、ゲーム開発に意欲的な姿勢を見せている。資金力のある巨大テック企業においても、ゲーム事業では未だ大きな成功事例がない中、Amazonは業界で存在感を見せることができるのだろうか。

Googleはゲーム開発チームを解散し、プラットフォーマーに徹する

 『Stadia』の副社長、フィル・ハリソン氏は、「最高クラスのゲームをゼロから制作するには、何年もの時間と、多大な投資が必要。コストは指数関数的に上昇している。『Stadia』のテクノロジーを構築し、ビジネスパートナーシップを深めることに重点を置いていることから、これ以上オリジナルコンテンツへの投資はしない」と説明した。

 ただし『Stadia』自体は存続するため、ハリソン氏は、「今後もサードパーティからの新しいタイトルの提供を行っていく。我々はクラウドゲーム業界を前進させるためにコミットする」と述べており、今後はプラットフォーマーとしての役割に注力する。

 しかし専門家は、『Stadia』の今後の成長について懐疑的な見解を示している。

 ニューヨーク大学のMBAの講師を務めるJoost van Dreunen氏は、「『Stadia』の成功は、サードパーティから人気タイトルをどれだけ引っ張って来られるかにかかっている」と述べている。続けて、「大きな競争力のあるサービスになるとは思わない。人気タイトルがなく、他に『Stadia』の優位性と言えるものもない」と厳しく評価した。

 近年Googleだけでなく、AmazonやApple、Facebookも続々とゲーム事業に乗り出しているが、目立った成功事例は見られていない。Dreunen氏は、「巨大テック企業とゲーム事業は、根本的な考え方が異なるため、相性が悪い」とその理由を考察している。

 強大な資金力をもつ巨大テック企業にとっても、十分な利益を出す事が難しく、運用費がかさむゲーム事業は負担が大きいようだ。

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