群雄割拠するクラウドゲーム市場 『GeForce NOW』もSafari経由でiOSサービス開始

群雄割拠するクラウドゲーム市場 『GeForce NOW』もSafari経由でiOSサービス開始

 成長過程にあるクラウドゲームサービス市場には、その成長を阻む壁がある。その壁とは、AppStoreへの参入障壁だ。同ストアでのクラウドゲームアプリのリリースは認めているものも、配信される個々のゲームに関して審査を通すように要求されている。しかし、この壁を回避して、iOSデバイスに対応したクラウドゲームサービスが続々と始まる。

フォートナイトがiOSに返ってくる

 大手GPUメーカーのNVIDIAは19日、同社が提供するクラウドゲームサービスGeForce NOWがiOSデバイスに対してサービスを開始することを発表した。ただしサービス提供にあたっては、AppStoreからアプリをダウンロードするのではなく、ウェブブラウザのSafariを経由することになる。このような利用形態になったのは、前述のAppStoreに設けられた参入障壁を回避するためだ。

 Safari経由でのゲームプレイにあたっては、ゲームパッドが必要とされる。アライアンスパートナーとして同サービスを日本で提供しているSoftBankauの公式サイトに掲載されている動作確認済みのゲームパッドは、以下の通り。

・Sony DualShock 4コントローラー(USB有線接続およびBluetooth)
・Logitech Gamepad F310 / F510 / F710
・Microsoft Xbox 360およびXbox One有線コントローラー(USB有線接続)

 iOS版の同サービスでは、AppStoreからは削除されたフォートナイトが近日中にプレイできる予定だ。同ゲームに限っては、開発元のEpic Gamesの完全バックアップを得てタッチ操作に対応する。この対応により、’フォートナイトの乱’によって同ゲームをプレイする機会を失ったiOSプレイヤーは慣れ親しんだ操作感で再びプレイできるようになる。

 なお、iOS版の同サービスの日本での提供については、日本公式サイトとアライアンスパートナーのサイトに記述がない。いずれ何らかの発表があるだろう。

Stadiaもウェブブラウザ経由で

 NVIDIAがGoForce NOWのiOS対応を発表した19日、テック系メディア『The Verge』はGoogleが提供するクラウドゲームサービスStadiaが数週間以内にiOS対応の公開テストを開始すると報じた。このテストも、AppStoreの参入障壁を回避するためにSafariをはじめとするウェブブラウザ経由で行われる。

 Googleは、12月10日に発売される注目のオープンワールドRPG『サイバーパンク2077』に関するキャンペーンも実施している。同ゲームをStadia経由で予約した場合、Stadia専用コントローラーとStadia Premiere Editionを無料で入手できる。後者には、4K通信に対応したGoogle Chromecast Ultraも付属している。

 サービスが開始して1年が経過したStadiaに関して、Googleは利用者数を公表していない。しかし、対応ゲームは80を超え、2020年の年末までには135を超える、とのこと。

 なお、Stadiaの日本でのサービス提供開始時期については、まだ正式な発表がないようだ。

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