最新トイカメラ! 通販ランキング1位の『こどもカメラ』の使い心地を調べてみた
これを読んでいる方々は、「トイカメラ」を購入したことはあるだろうか?
フィルムカメラの時代から、安価で気軽に写真が撮れるグッズとして親しまれてきたトイカメラは、デジタルカメラ化によりさらに「専用フィルムを買わなくてはいけない」「そのたびに出費がかさむ」というデメリットを克服し、さらに小さい子どもたちにも手の届く商品になった。
今のトイカメラ市場はどこまで進化しているのか?それを調査すべく、楽天市場知育玩具ランキングで1位と銘打たれていたトイカメラ『こどもカメラ』を購入してみた。
価格は4,980円(税込)。フィルムタイプのトイカメラの基本価格がだいたい1万円強。デジタルタイプだと1万円弱の価格だとすると、比較的安い。
これまでトイカメラに手を出したことがない、または子どもに初めてのカメラとして使わせてみる実験商品としてぴったりな価格だろう。(仮面ライダーやプリキュアの変身おもちゃ価格は6,000~7,000円。そこを含めプレゼントとしてはちょうどいい)
付属品の充実感&すぐに撮りにでかけたくなる工夫
キャッチ画像でついていたシリコンカバーをはがすと、トイカメラ本体が出てくる。
シリコンカバーには、ストラップホルダーがついており、カバーがついている時には、SDカードリーダーや充電用USBポートをまもれるのもポイントだ。
従来のデジタルトイカメラのむき出し感もまた味ではあるが、長く使うことを考えると、こういう仕様はありがたい。
他にも、microSDカードとカードリーダーがついてくるのもありがたい。
通常のデジタルカメラを買うときにも、カードとリーダーは必須アイテム。充電さえすればすぐに出かけられる、というのも、プレゼントとしてはちょうどいい。
操作は簡単、しかし簡単すぎて落とし穴も……
裏返して液晶画面を見てみよう。一眼レフであればのぞき穴となる部分に、もう一つ小型カメラがついている。画面を見ながら自撮りができる仕様だ。
トイカメラ本体についているコマンドは下記の通り。
・シャッター(決定)
・電源ボタン(戻る)
・カメラ切り替えボタン(右カーソル)
・設定ボタン(左カーソル)
・フィルター選択ボタン(上下選択カーソル)
商品に説明書がついていないので、自分で操作をしてみながら調査した。海外おもちゃではこのように感覚的に使い方を調べなくてはならない場面がままある。この感覚操作の中で気づいたのが、「画像フォルダは操作をミスすると全データが一気に消えてしまう」というデメリット。日本語設定はできていても、「全データを消去しますか?」とたずねられるのにはぎょっとしてしまった。
操作方法に慣れれば、この点は考えなくても済むデメリットポイントかもしれない。
そこで、気を取り直して本題である写真を撮ってみることに。
まずは通常モード。
周囲の明るさに合わせて画像の明るさを調節してくれるのには驚いた。著者の部屋はかなり暗く、iPhoneで撮影しても期待通りの明るさで撮影するのが困難なのに対し、こどもカメラはスッと明るさを調整してくれる。
ピント調節は難しい。今のところ説明書がないからピントを合わせるという機能を使えていないのかもしれないが、ここは通常のカメラのようにシャッター半押しなどでできたら嬉しかった。
だが、とりあえず本体が認識してくれるのを待てば、ピントを合わせられることが分かった。