「砂漠の奇祭」から仮想空間の奇祭へ ウィズコロナ時代のテクノロジーが実現するバーチャル版『バーニングマン』

「砂漠の奇祭」が仮想空間の奇祭へ

 毎年恒例のバーニングマンの象徴である人型の造形物「ザ・マン」を燃やす、最終日前日夜のバーン・ナイトも、9月5日に「Burn Night: Live From HomeBurn Night: Live From Home」からライブ配信される。そちらでは、ミニチュアサイズの「ザ・マン」を作成できるデータも無料で配布されているので、当日は自作の「ザ・マン」とともに自宅からバーン・ナイトに参加してみるのもいいだろう。

 最後にバーニングマンでは、以下の”十か条の根本理念”が尊重される。

 『どんな者をも受け入れる共同体である』(Radical Inclusion)
 『与えることを喜びとする』(Gifting)
 『商業主義とは決別する』(Decommodification)
 『他人の力をあてにしない』(Radical Self-reliance)
 『本来のあなたを表現する』(Radical Self-expression)
 『隣人と協力する』(Communal Effort)
 『法に従い、市民としての責任を果たす』(Civic Responsibility)
 『跡は何も残さない』(Leaving No Trace)
 『積極的に社会に参加する』(Participation)
 『「いま」を全力で生きる』(Immediacy)

 その価値観に共感し、バーチャル・バーニングマンに興味を持った人は、下記の特設サイトにて各プラットフォームへの参加方法を確認してほしい。

(画像=BRCvr

Virtual Burning Man 2020

■Jun Fukunaga
音楽、映画を中心にフードや生活雑貨まで幅広く執筆する雑食性フリーランスライター。DJと音楽制作も少々。
Twitter:@LadyCitizen69

〈Source〉
https://journal.burningman.org/2020/04/news/official-announcements/brc-2020-update/
https://kindling.burningman.org/multiverse/
https://www.burningjapan.org/10principles/

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