『マリオカート ツアー』、海外では「課金はヘビーだが払う価値あり」との評価

 任天堂は9月25日、人気ゲーム『マリオカート』シリーズ初のモバイル版『マリオカート ツアー』の配信を開始した。iOSとAndroidで無料ダウンロード可能で、海外でもさっそく様々な意見が出ている。

海外では開始とともにサーバー大混雑

 『BBC』はアクセスが集中し繋がりにくい状況を伝えている(参考:https://www.bbc.co.uk/newsround/49824261)。

 世界でも指折りの人気を誇る、コンソールゲームのモバイル版『マリオカート ツアー』。ローンチタイミングでは、熱狂的なファンが殺到し、サーバーが混みあったことから、画面が進まずエラーメッセージが表示される事態に。ソーシャルメディアでも不満の声が見受けられるなど、大きな話題となった。

「リアルで変化に富むツアー」とレーシングゲームファンは評価

 『Techradar』は、このゲームの特徴について言及している(参考:https://www.techradar.com/news/mario-kart-tour-officially-launches-on-ios-and-android-today)。

 新しいレーシングゲームを試したい人は、誰でもすぐに手に入れたいと思うだろう。なぜならゲームは実際の場所に基づいたコースを特徴としており、キャラクター・マシン・カイトによっては一定期間しか入手できないものもあるからだ。

 例えば、サービス開始とともに公開されたニューヨークを舞台にしたコースも、それを得意とする「ポリーン」(『スーパーマリオ オデッセイ』)は、2週間限定のピックアップで実装されているし、ツアーも2週間ごとに変更されるので、一定期間しかプレイできないコースも存在するという。

 もちろん、これまでの任天堂のモバイルデバイスでのリリースと同様に、プレイするには任天堂のアカウントにゲームをリンクする必要がある。

「コントロールは簡素化」「課金はヘビーだが払う価値あり」

 『Trusted Reviews』は、既にかなり詳しいゲームプレイについてレビューしている(参考:https://www.trustedreviews.com/news/gaming/mario-kart-tour-ios-android-live-3941201)。

 モバイルゲームのため、コントロールは適切に簡素化されており、『スーパーマリオ ラン』のように片手でコントロール可能。左右にスワイプして操縦し、上下にスワイプ&タップでアイテムを使用する。

 無料でプレイできるが、マイクロトランザクション(少額課金)が非常にヘビーだ。お金を払わない限り、ゲットできるルビーの数や入手できるキャラクター・マシン・カイトに一定の制限が生まれる。

 これらモバイルの煩わしさがあるが、一部の人にとっては、任天堂ハードウェアなしで『マリオカート』をプレイする喜びがあり、お金を払う価値があると報じられている。

知られていなかったオプション「ゴールドパス」

 『The Verge』は同ゲームのローンチにあたって、サプライズがあったことを伝えている(参考:https://www.theverge.com/2019/9/25/20883103/mario-kart-tour-available-subscription-price)。

 リリース日は1か月前に明らかにされたが、これまで知られていなかったのは、ゲームにオプションの「ゴールドパス」サブスクリプションがあることだ。

 ゴールドパスは、様々なゲーム内アイテムやバッジ、高速な200ccモードのアンロックといった利点がある。これらのアイテムが何のためにあるのかは、ゲームのウェブサイトからはあまり明確ではない。 2週間の無料トライアル後は、月額で4.99米ドル(550円)を支払う必要がある。

 月額4.99米ドル(550円)は、Apple Arcade(Appleのゲームサブスクリプションサービス)と同額であるため、それらと比較した評価が多いことも目立った。

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