『マリオカート ツアー』、海外では「課金はヘビーだが払う価値あり」との評価

新たなモードや「スペシャルチャレンジ」も

 『TechCrunch』もゲームプレイについて詳述している(参考:https://techcrunch.com/2019/09/25/nintendos-mario-kart-tour-is-out-now-for-iphone-and-ipad/)。

 ゲームでは、ハイスコ​​アを叩き出し、ポイントでゲーム内のアンロックをすることができる。「フレンジーモード」(FEVERモード)といった新しいメカニズムもあり、同じアイテムをピックアップするたびに一定期間、無制限で引き当てたアイテムを使用することができる。

 各カップには他のカートドライバーとのレースで1位になる以外で「グランドスター」(ギフトやカップを解放するアイテム)をゲットできる「スペシャルチャレンジ」という新たな方法も導入された。カップによってはリーグ戦システムも導入されており、世界中のモバイルプレイヤーとオンライン・ランキングで戦えるのも『マリオカート ツアー』の特徴だ。

 「ツアー」の構成にも新たな工夫がある。任天堂は、現実の都市にインスパイアされたコースと、クラシックなマリオカートゲームのレベルを組み合わせており、2週間のサイクルでツアーが進む。ゲーム内のキャラクターは、世界を巡りつつ、ご当地コスチュームも身にまとう。

 任天堂の過去の実績からすると、『マリオカート ツアー』は、ゲーム内課金をせずに完走できるはずだが、今回はもしかすると課金の必要性が高いゲームかもしれない。Apple Arcadeなどの大きなサービス・タイトルがリリースされたなかで、同ゲームがどこまでのシェアを獲得できるのか興味深い。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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