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ジョイ・ディヴィジョンはイアン・カーティスの死後、ギターのバーナード・サムナーがヴォーカルを担当し、新メンバーにキーボードとしてギリアン・ギルバートを迎え、ニュー・オーダーとして活動を再開した。ギター・サウンドをベースにしたポスト・パンク・バンドであったジョイ・ディヴィジョンとは一転し、オルタナティブかつデジタル・ビート・サウンドを目指した彼ら。83年にダンス・フロアを沸かせた「ブルー・マンデイ」は、チカチカと瞬くディスコのライトに薄暗い影をおとすような不気味なムードを漂わせ、ディスコの喧騒に飽きはじめていたクラブ・キッズたちを熱狂させた。89年の『テクニーク』から93年発表の大ヒット・アルバム『リパブリック』あたりになるとバンドは個々の活動が目立つようになり、バンドは94年のベスト盤『ザ・ベスト・オブ・ニュー・オーダー』、95年のリミックス盤『ザ・レスト・オブ・ニュー・オーダー』をリリースしたところで活動休止状態に陥ってしまう。バーナード・サムナーはジョニー・マーとエレクトロニックというユニットで活動、ピーター・フックは自らのバンド、リヴェンジを発展させたモナコでアルバムをリリース、そしてスティーヴン・モリスとギリアン・ギルバートはジ・アザー・トゥーとして作品を発表した。しかし、ついに01年、ケミカルブラザーズ/ビリー・コーガン(exスマッシング・パンプキンズ)/ボビー・ギレスピー(プライマル・スクリーム)が参加した新作『ゲット・レディー』を発表し完全復活!!
その後、ギリアン・ギルバートに代わって、ツアー・サポートを務めていたフィル・カニンガムが正式メンバーとして加入、男やもめとなった彼らは05年に『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンズ・コール』をリリースした。本作の日本盤ボーナス・トラックとして収録されている「クラフティー」日本語ヴァージョンは、バーニーのつたない日本語が楽しめる珍品として日本中に衝撃を与えた。