Ghostface Killah、5年ぶりのアルバム『Set The Tone (Guns & Roses)』リリース Nasらアーティスト多数参加
Ghostface Killahが、5年ぶりとなるニューアルバム『Set The Tone (Guns & Roses)…
猛者ラッパーたちが一堂に集うウータン・クランのなかにあって、メソッド・マンや(生前の)オール・ダーティ・バスタードといった強烈なインパクトのキャラクターたちに負けることなく、耳にこびりつくようなハイ・トーン声でひと際そのタレント性を光らせているゴーストフェイス・キラー(後にゴーストフェイスに改名)。
ソロ・デビュー・アルバム『ムキムキマン』(96年)〜4th『プリティ・トニー・アルバム』(04年)で披露されているトラック群の質感は、ディープ・ソウルを中心としたサンプルがふんだんに用いられているためか、どれも一貫して“黒い”。さらにそれらは、ウータン的な重厚な雰囲気も十二分に持っているものだ。そこに吐き捨てるような口調の、ゴーストフェイスの切迫したラップが乗ると、近寄りがたいドス黒い渦巻きが生まれる。聴き手はただただその渦に身を任せればよいのだ。
Ghostface Killahが、5年ぶりとなるニューアルバム『Set The Tone (Guns & Roses)…