FOB、Son Lux、Shame……「モデルチェンジと新世代台頭」を感じる新作4選
2018年もあっという間に12分の1が終わってしまいました。1月は好リリースが盛り沢山だったうえに、今後の展開に期待したくなる新…
サラエボ事件で暗殺されたオーストリア皇太子からとられた不敵なバンド名、ともすれば時代遅れのジゴロとでもいえそうな、しかし、それをスタイリッシュに見せてしまう絶妙なヴィジュアル・センス、そして、何よりガールズ&ボーイズの腰という腰をくねらせる魔法が宿ったようなダンサブルな楽曲の数々・・・・・・彼らの登場は04年の事件として後世に語り継がれるだろう。
メンバーは、アレックス(vo&g)、ニック(vo&g)、ポール(dr)、ボブ(b)の4人。01年に“女の子が踊れるような音楽を作る”という理想のもと、アレックスとボブを中心にグラスゴーで結成される。03年9月に1枚のシングル「ダーツ・オヴ・プレジャー」が大きな話題を呼び、英誌『NME』を中心にメディアが挙って彼らをフィーチャーし、その名が世界中に轟く。
そして04年、デビュー・アルバム『フランツ・フェルディナンド』がリリースされる。すると彼らの人気はイギリスのみならずヨーロッパ、そしてアメリカへと凄まじい勢いで波及、全世界的な成功を手に入れた。彼らは、04年のフジ・ロック・フェスティヴァルで来日を果たし、昼間14時台でのグリーン・ステージ完全満杯という前代未聞の現象を起こした。
そして、05年9月には2ndアルバム『ユー・クッド・ハヴ・イット・ソー・マッチ・ベター』をリリース。グルーヴはより太くなり、バンドとしての成長を見せつけたこのアルバムも前作同様の大ヒットを記録。06年のフジ・ロック・フェスティヴァルでは2度目の出場にしてグリーン・ステージ初日のトリを務め、人気の凄まじさを見せつけた。
多くのUKバンドがアメリカ進出に苦戦を強いられるなか、彼の地で大きな成功を収めたという意味でも稀有な存在だ。
2018年もあっという間に12分の1が終わってしまいました。1月は好リリースが盛り沢山だったうえに、今後の展開に期待したくなる新…