『インヒアレント・ヴァイス』レビュー後編

ポール・トーマス・アンダーソンが「時代遅れのヒッピー」に託したものーー病んだアメリカと『インヒアレント・ヴァイス』

ポール・トーマス・アンダーソン(以下PTA)は、いつだって時代の狭間から抜け出せない人々を描いてきた。70年代に一世を風靡したポ…

ポストモダン文学をどう映画化する?

ポストモダン文学はいかにして映画化されたのか? 『インヒアレント・ヴァイス』前編ーー「語り」と「騙り」に揺れる映像化

 時は1970年、ロサンゼルスはゴルディータ・ビーチ。けだるい夜。「LSD探偵社」を営むヒッピー探偵、ラリー・“ドック”…