のせりん、初主演映画『ライフセーバー!』に手応え 徳重聡は5カ月かけて体づくり

のせりん、『ライフセーバー!』に手応え

 映画『ライフセーバー!』の公開前夜祭 舞台挨拶付き上映会が6月11日に東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、主演を務めたのせりんをはじめ、徳重聡、伊礼姫奈、児玉宜久監督が登壇した。

 本作は、国際環境認証制度「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得した福井県・若狭和田ビーチを舞台に、夢を見失い人生に迷っていた大学生・勇輝が、ライフセーバーたちとの出会いを通して成長していく姿を描く青春ドラマ。

 主人公・大友勇輝を演じたのせりんは、映画初主演だけに「明日から全国公開ということで結構ドキドキって感じです」と初々しい表情。若狭和田ライフセービングクラブのリーダー・立石を演じた徳重は、そんなのせりんについて「物語の中でいろいろな人との関りある主役で大変なのにもかかわらず、さらっとやられていた印象です。大したものだなと思った」と太鼓判を押す。児玉監督ものせりんの個性に惚れ込んで、彼に合わせる形で脚本をリライトしたことを明かし「十二分にキャラクターを発揮してもらって、面白いものになったと思う」と手応えを語った。

 また、のせりんは「初主演ということで、インする前からプレッシャーがありました。一番の不安がセリフ量。最初から最後まで映っていない時間がないくらいの作品は初めてだったので」と心境を明かして、児玉監督から「え? そんなに量があった? 比較的少なくしたけれど……」と言われると「自分の中では量的な記録は更新しました」と話した。

 ライフセービングクラブのメンバーで、福井市内の短大に通う高森加奈を演じた伊礼は、のせりんの運動神経の良さに驚いたそう。「運動神経が私と同じくらいという判断を勝手にしていたら、ライフセーバー講習の際に、みんなでスタートしたのにのせさんは一人でスイスイ。意外と器用で運動ができるんだというのが第一印象でした」と話すと、のせりんは「はい! 運動神経良いです! 足も速いですし」と天真爛漫に自慢し、場内からも温かい笑いが起こった。

 ライフセーバーをテーマにした映画は本邦初だという。児玉監督は「若和田ビーチでライフセーバーになろうとしている若者たちがどのような努力をしてどのように向き合って成長していくのか、それをドラマにしてみた」と狙いを明かし、徳重は「ライフセービングにおいて日本はだいぶ後進国。諸外国に比べて圧倒的に人員が足りていない。素敵な海を見ていただきながら、そのような現状も知っていただけたら」と呼び掛けた。

 ライフセービングの場面は、現役のライフセーバーによる監修のもとで撮影が行われた。伊礼は「ライフセーバーの方が実際に使用している道具は思っている以上に重いし、扱い方も複雑。ちょっと間違えるだけで自分の身も危なくなる。責任を持って扱わなきゃいけないので、そこに慣れるまでが難しかった」と苦労を振り返った。

 ライフセーバーのリーダーという設定に説得力を持たせるべく、徳重は撮影中も肉体作りに励んでいたという。児玉監督が「浜辺で謎の若い人がランニングやスクワットをやっているようだ……という噂が流れた」と話を振られた徳重は、「実際のライフセーバーの方々の背中の筋肉の盛り上がり具合は本当に凄い。私はリーダーという設定なので、リーダーとしての体を5カ月かけて作りました」とこだわりを明かしていた。

 福井県高浜町でのロケを振り返ってのせりんは「撮影期間中はみんなで同じホテルに滞在していました。1階のロビーにみんなで集まれるような場所があって、そこに誰かしら絶対にいるので軽くお酒を飲んだりして、翌日のセリフの練習をして寝るみたいことをしていました」とまるで合宿のような日々を回想。徳重も「私はそれを見に行って『今日はそれくらいにしておけば?』と言ったりして。映画の中の役割と同じようなことをしていました」と懐かしんだ。

 そんな徳重は、宿の最上階にあった大浴場に大感動。「海も綺麗だし、砂浜も綺麗だし、向こうに見える島影も綺麗。水平線も綺麗で朝は昇る太陽、夕方は沈む太陽。そのすべてを見ることができる。皆さんにも是非とも泊まっていただきたい」とすっかりお気に入りだった様子。

 行き詰まった時は自然に触れるというのせりんは「自然の美しさを保つために我々人間は何ができるのか。本作を通してもう一度深く考えなければいけない人類の課題だと思いました」と風光明媚な景色に深い感銘を受けた様子。児玉監督も地域の協力によって海の安全と美しさが保たれていることに触れて「この映画の一つの目的としては、ライフセーバー人口を増やしたいということがあります。そういった観点からも映画を観ていただきたい」とPR。伊礼も現地で同世代のライフセーバーの姿を目にして「人としてもすごくカッコよかった」とリスペクトしきりだった。

 最後に主演ののせりんは「映画の中には本当に美しい自然が映し出されているので、是非とも大きいスクリーンで観ていただきたいです。お知り合いやお友達にたくさんシェアしてくれたら嬉しいです」と拡散を呼び掛けた。

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■公開情報
『ライフセーバー!』
全国公開中
出演:のせりん、徳重聡、伊礼姫奈、中山卓也、松川尚瑠輝、手塚真生、古田耕子、中山エミリ、酒井敏也、風間トオル、西岡德馬
監督・脚本:児玉宜久
プロデューサー:河合広栄
エンディング曲:「わたしのねがい」関取花
音楽:中西ゆういちろう
制作プロダクション:広栄
配給:日活
製作:「太陽の守護神」製作委員会
©映画「太陽の守護神」製作委員会

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