『豊臣兄弟!』菅田将暉が竹中半兵衛役を担う意味 夭折の天才軍師をどんな色に染める?

『豊臣兄弟!』菅田将暉が半兵衛役を担う意味

 『豊臣兄弟!』第8回に竹中半兵衛(菅田将暉)が登場した。

 藤吉郎(池松壮亮)と別れ、別勢を率いて北方城を攻める小一郎(仲野太賀)の前に立ちはだかったのは、美濃三人衆の一人・安藤守就(田中哲司)。織田信長(小栗旬)の美濃攻めの目標は北方城で、墨俣砦が敵の目を引きつけるためのおとりと見抜いたのが半兵衛だった。包囲されて脱出する途中、小一郎は一人の若者に話しかけられる。それが半兵衛だった。

 竹中重治、通称・半兵衛は稀代の天才軍師だ。両兵衛と称される黒田孝高(通称・官兵衛)とは強い絆で結ばれ、ともに秀吉の天下統一の推進力となった。中国攻めの渦中に36歳で病没した半兵衛については、数々のエピソードが後世に伝えられている。なかでも有名なのが、稲葉山城(後の岐阜城)の乗っ取りだ。

 幼少より兵学に親しみ、10代で家督を継いだ半兵衛は、永禄7年(1564年)に10数名の手勢で城を占拠した。目的は主君の斎藤龍興(濱田龍臣)を諫めるためと言われる。その後、信長の誘いを断って隠棲。ドラマで秀長との出会いがあったのは、その頃と考えられる。

 信長は半兵衛の能力を高く評価し臣下に招いたが、最終的に秀吉の与力となった。軍師としての半兵衛は、武力によらず敵を寝返らせる調略を得意としたほか、兵糧攻めを献策する戦術眼を持ち合わせていた。

 半兵衛のエピソードには後世の創作も多く、実際にどのような人物だったか不明な点も多い。余白の多いキャラクターである分、役者にとって演じがいのある役である。『豊臣兄弟!』で菅田が演じる半兵衛は、色白のイケメンだ。甲冑をまとわず、庵の中から守就と筆談でやり取りする姿は、いわゆる「はかりごとを帷帳の中にめぐらせる」典型的な軍師キャラと推察される。

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