『夫に間違いありません』で注目 新星・二井景彪が目指す、細田佳央太の人としての在り方

新星・二井景彪が目指す役者像

珍しい本名「景彪」の由来とは?

――ここからはご自身のことも伺っていきますが、“二井景彪”という素敵なお名前は本名なんですよね?

二井:そうなんです。母が息子のことを「トラ」と呼びたくて、“何トラ”にしようかとずっと悩んでいたみたいで。僕のおじいちゃんがボソッと「カゲトラ」と言ったときに、家族全員が「いいじゃんいいじゃん」となったらしく、それがきっかけでこの名前になりました。なので、深い意味はないです(笑)。でも、名前が珍しいと覚えてもらいやすいんですよね。この仕事をするまでは「なんだ? 景彪って」と思うこともありましたけど、今はこの名前でよかったなと。家族にも感謝しています。

――今回はドラマにも、週刊誌カメラマンの薩川景虎(カゲトラ)というキャラクターがいますよね。

二井:今までカゲトラという名前の人に出会ったことがなかったので、僕もビックリしました。初めて「景虎」と書かれている台本を見たときに、「あ、同じ名前だ!」って。

――それも不思議なご縁ですよね。あらためて、芸能界に入ったきっかけを教えてください。

二井:もともとドラマは好きでしたが、この世界にはまったく興味がなかったんです。でも、母と姉がかなりのミーハーで、「僕を芸能界に入れたい」とずっと言っていて。一昨年の12月頃に「アミューズのボーイズオーディションに応募させてくれ」とすごく言われたので、「一回だけならいいよ」と言って受けることにしました。そのオーディションでご縁があって、今、所属できています。

――ドラマをご覧になったご家族の反応はいかがですか?

二井:ずっと「キャーッ!」と叫んでいます。周りの人にも言っているみたいで……。一番喜んでいるのはきっと母なので、いい親孝行ができたんじゃないかなと思っています。

――事務所に入る前と今では役者に対する思いもまったく違うと思いますが、ご自身の意思で「続けていきたい」と思ったきっかけは?

二井:ボーイズオーディションに合宿があって、お芝居だったり歌だったり、あとはダンスもやったんですけど、一番楽しいと思えたのがお芝居でした。「もし受かったら続けたいな」と感じていたので、事務所に所属できて嬉しかったですし、今こうして続けられているのも、やっぱり楽しいからです。合宿でお芝居をしなかったら、お芝居に興味すらなかったと思うので、ご縁があってよかったなと思います。

――お芝居のどんなところが楽しいと感じたのでしょう?

二井:最初はお芝居というものが本当によくわからなくて、ただテーマに沿ってやっていたんです。でも、一緒にオーディションを受けていた人たちは年齢も近かったので、普通の日常会話をしているような感覚になって。それが合宿中に唯一、素の自分になれる瞬間でした。合宿中はずっと緊張していたので、お芝居で素になれたときに楽しいと感じたんだと思います。

――天性の役者気質を感じますが、テニスにかなり注力されていたので、将来的にその道に進むことも考えていたのでは?

二井:小さい頃から、ずっと「将来はプロテニス選手になりたい」と思っていました。でも、中国地方の大会(中国大会)に出たときに、本当に強い人たちに出会ってしまって。それでテニスで生きていくことを諦めかけていたちょうどその時期に、ボーイズオーディションがあって。今はプロ選手になるというよりは、趣味の一つとして上手くなっていきたいと思うようになりました。なので、いつかテニスプレイヤーの役ができたらいいな……というか、ぜひやりたいです!

――先ほど感情面でテニスの経験が役立っているとありましたが、ほかにテニスで培った経験が活きていると感じることはありますか?

二井:やっぱりプレッシャーの中で平常心を保つことかなと思います。緊張していても、焦っていても、顔に出したら相手の思うつぼなので。あまり表に出さないようにはするんですけど、さすがに今回の撮影は緊張しました。

――テニスの大きな大会よりも、今回のお芝居のほうが緊張したと。

二井:ぜんっぜん緊張しました(笑)。マネージャーさんにも、ずっと「緊張する、緊張する」と言っていました。あまり顔に出ないタイプなので、周りには伝わってないかもしれないですけど。

――そうやって顔に出ないのは、テニスの経験が活きているというわけですね。この世界に入って、印象的だった言葉はありますか?

二井:今回、監督からいただいた「自由にやってみて」という言葉は大きかったですし、事務所の先輩の細田佳央太さんからもらったアドバイスもすごく印象に残っています。オーディションを受けるとき、僕は毎回「受かるかな」と不安になっていたけれど、細田さんは「自分が絶対に受かる」と覚悟と自信を持って受けるらしいんです。不安でいるより、自信満々で受けた方が固くならずにお芝居もできますし、絶対にそのほうがいいなと思って。今はそのアドバイスを参考に、いろいろなオーディションを受けています。

――精力的にオーディションも受けていこうと。

二井:はい、「絶対受かるぞ!」と思って受けています。周りを見ると、スタイルのいいイケメンばかりで「本当に自分がここにいていいんだろうか」と思うこともあるんですけど、それでも今は自信を持つように心がけています。

憧れの先輩・細田佳央太の背中を追って

――ご自身は、自分をどんな性格だと捉えていますか?

二井:学校では、わりと明るくてうるさいタイプです。でも、お芝居をする上では暗くて静かな役を演じる方がやりやすいというか。明るい役をやろうとすると、どうも嘘っぽくなっちゃって、ラクにできないんです。なので、実際は根が暗いのかな……(しばし思いを巡らせて)いや、やっぱり明るい性格だと思います(笑)。

――ドラマのいち視聴者としては、藤木のイメージが強いのですごく意外です。

二井:もう藤木とはまったく違いますね。学校行事をワイワイ楽しむようなタイプです。

――そんな二井さんの姿が見てみたいです(笑)。ちなみに今、生活する中で何をしている時間が楽しいですか?

二井:友達と通話しながら、ゲームをするのが一番楽しいです。やっぱり友達の存在は大きいと思いますね。今回の『夫に間違いありません』もみんなが観てくれているので、「お前、すげえじゃん」とか言われたりして(笑)、すごく嬉しいです。

――これから、どんな役を演じてみたいですか?

二井:学園ものに出たいです。『ドラゴン桜』(TBS系)や『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)がすごく好きで、同年代の子たちと一緒にお芝居するのも楽しそうだなと思います。普段の自分を出せるような、明るい役やムードメーカーの役に挑戦してみたいです。

――それもひとつの挑戦になりそうですね。最後に、今後目指したい俳優像を教えてください。

二井:細田佳央太さんをずっと尊敬しています。お芝居はもちろんですけど、人としてもすごく尊敬できる方で。お会いするたびに、ちゃんと僕の話を聞いて、的確なアドバイスをくれる。「当たり前のことを当たり前にできる人になりたい」というのが今の目標なんですけど、細田さんはそれを体現している人だと思うんです。当たり前のことができる人は、人から信用されるし、お芝居でも自分の空気を作ることができる。俳優としても、人としても憧れていて、いつかあんなふうになれたらいいなと思っています。

『夫に間違いありません』の画像

夫に間違いありません

川で発見された遺体を、「行方不明になっている男性に間違いない」という親族の証言を受けて引き渡したが、後日その男性が帰宅したことで、“遺体の取り違え”が発覚したという衝撃的な事件に着想を得たサスペンスドラマ。

■放送情報
『夫に間違いありません』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週月曜22:00~放送
出演:松下奈緒、桜井ユキ、宮沢氷魚、中村海人、松井玲奈、山﨑真斗、吉本実由、白宮みずほ、大朏岳優、二井景彪、磯村アメリ、前川泰之、朝加真由美、余貴美子、安田顕ほか
脚本:おかざきさとこ
演出:国本雅広、安里麻里、保坂昭一
プロデューサー:近藤匡、柴原祐一
音楽:桶狭間ありさ
主題歌:tuki.「コトノハ」(月面着陸計画)
制作協力:ダブ
制作著作:カンテレ
©︎カンテレ
公式サイト:https://www.ktv.jp/ottonimachigaiarimasen/
公式X(旧Twitter):@ottomachi_ktv
公式Instagram:@ottomachi_ktv
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