ロバート・プラントがジョン・ボーナムとの出会いを語る 『レッド・ツェッペリン』本編映像

『レッド・ツェッペリン』本編映像

 公開中のレッド・ツェッペリンのドキュメンタリー映画『レッド・ツェッペリン:ビカミング』の本編映像が公開された。

 レッド・ツェッペリンは、ジミー・ペイジ(ギター)、ジョン・ポール・ジョーンズ(ベース/キーボード)、ジョン・ボーナム(ドラムス)、ロバート・プラント(ヴォーカル)の4人からなる、60年代末にイギリスで結成されたロックバンド。デビューアルバムでいきなり世界を熱狂の渦に巻き込んだバンドの出発点にはいったい何があったのか。未公開のボーナムの生前音声のほか、メンバーの家族写真や映像、初期のライブシーンなど貴重なアーカイヴ映像とともに、オリジナルメンバーが知られざる歴史を語る。また、演奏シーンは部分的ではなく1曲ずつ映し出される。

【本編映像3】『レッド・ツェッペリン:ビカミング』ジョン・ボーナム没後45年 特別映像

 公開された映像では、プラントとボーナムとの出逢いが描かれる。1980年に不慮の死を遂げていたボーナムに関しては、生前にオーストラリア人ジャーナリストが行ったとされるインタビュー音源を1年かけて発掘。キャンベラのラジオ・アーカイヴに眠る3万本のテープの中から発見されたそれは、このドキュメンタリーで正式公開の運びとなった。

 プラントとボーナムは互いの演奏を見てお互いに認め合い、やがて新しいバンドを結成することになったペイジがプラントの才能に惹かれ、プラントはドラムスならジョン・ボーナムのほかに適任はいないと提言。そこへジョン・ポール・ジョーンズがペイジに電話を入れたことで加入が決まり、この唯一無二のバンドが結成された。ボーナムは第一級のミュージシャンの顔を持つ一方、愛妻家、家族思いの人としても有名で、自宅を離れてのツアー活動ではひどくストレスを感じていたという。徐々に酒に溺れていき、1980年9月24日、ペイジの自宅でパーティーが行われた際、酔い潰れたまま就寝し、翌25日の朝、息を引き取った姿が発見される。享年32歳。死後45年が経った現在でもなお、史上最高のドラマーとしての呼び名も高い。

■公開情報
『レッド・ツェッペリン:ビカミング』
TOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開中
監督・脚本:バーナード・マクマホン
共同脚本:アリソン・マクガーティ 
撮影:バーン・モーエン 
編集:ダン・ギトリン、ジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジョン・ボーナム、ロバート・プラント
提供:東北新社/ポニーキャニオン
配給:ポニーキャニオン
2025年/イギリス・アメリカ/英語/ビスタ/5.1ch/122分/日本語字幕:川田菜保子/字幕監修:山崎洋一郎/原題:Becoming Led Zeppelin
©2025 PARADISE PICTURES LTD.
公式サイト:ZEP-movie.com

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