『ジョン・ウィック』製作陣によるハリウッドリメイクも決定 『KILL 超覚醒』11月14日公開

インド映画『KILL 超覚醒』11月14日公開

 2025年の国際インド映画アカデミー賞で悪役賞をはじめ5部門を受賞したインド映画『Kill(原題)』が、『KILL 超覚醒』の邦題で11月14 日より新宿ピカデリーほかで全国公開されることが決定した。

 本作は、ノンストップで疾走する寝台列車を逃げ場のない究極のソリッドシチュエ ーションに仕立てたバイオレンスアクション。監督・脚本を務めたのは、インドで20年以上活躍してきたニキル・ナゲシュ・バート。日本公開が初めてとなる本作は、監督自身が大学時代に利用した長距離列車が強盗団の襲撃を受けた実体験を基に構想したという。

 また、インド国内を実際に走る特急列車の内部を緻密に再現したセットを生かし、両陣営の対照的な戦闘スタイルの攻防を指導したアクション監督は、『スノーピアサー』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』などを手がけたオ・セヨンが務め、プロデューサーには『エレファント・ウィスパラー:聖なる象との絆』で米アカデミー賞ドキュメンタリー短編賞を受賞したグニート・モンガ・カプールとアチン・ジャインが参加した。

 第48回トロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門でのワールドプレミアを皮切りに、世界各国の映画祭で称賛を浴びた本作は、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ監督によるプロデュースでハリウッドリメイクも決定。スタエルスキは本作について、「『KILL 超覚醒』は最近観たアクション映画の中で、最も躍動的でワイルド、そしてクリエイティブだ」とコメントしている。

 主人公アムリト役のラクシャは、テレビシリーズを中心にキャリアを重ね、本作が映画デビュー作となった。近接格闘術の“クラヴマガ”と“カリ”の特殊訓練を8カ月にわたり受け、劇中では切れ味鋭いアクションを披露している。

映画『KILL 超覚醒』特報映像

 あわせて公開された特報映像には、インドを横断する特急寝台列車が40人の武装強盗団に襲撃されるシーンが映し出されている。乗客たちがパニックに陥るなか、この列車に乗り合わせていた対テロ特殊部隊の隊員アムリト(ラクシャ)は、軍隊仕込みの格闘術で敵をなぎ倒していく。止まらない特急の中、加速していく血みどろの熾烈な戦い。果たしてアムリトは乗客全員を守り抜けるのか。

■公開情報
『KILL 超覚醒』
11月14日(金)全国ロードショー
出演:ラクシャ、ターニャ・マニクタラ、ラガヴ・ジュヤル
監督・脚本:ニキル・ナゲシュ・バート
プロデューサー:グニート・モーンガー
アクション監督:オ・セヨン
配給:松竹
インド/2024年/105分/ヒンディー語/カラー/5.1ch/原題:Kill/日本語字幕:福永詩
©2024 BY DHARMA PRODUCTIONS PVT. LTD. & SIKHYA ENTERTAINMENT PVT. LTD.

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