『大追跡』“名波”相葉雅紀の本当の目的は? 疑惑だらけの人事が斬新な刑事ものに

大森南朋、相葉雅紀、松下奈緒がトリプル主演を務める水9ドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日系)の第1話がTVer総合ランキングで1位を獲得し、好調な滑り出しを見せている。その第1話ラストで名波(相葉雅紀)が言った「やっぱりSSBCは、現代における犯罪捜査の要ですね。選んでよかった」というセリフが、第2話に繋がる鍵となっていく。
名波は、伯父が元警察庁長官で現内閣官房長官の久世俊介(佐藤浩市)、さらに国家公務員総合職採用試験に合格し、警察庁に入庁したキャリア官僚。3年後には昇進して、警察庁で局長。名波が「つまりあなたの上司になります」と告げた捜査一課長の八重樫(遠藤憲一)が「はうっ!」と返事をしてしまうのが、第1話に続き、第2話でもお決まりの会話劇として展開されている。もはや名波の言うことは絶対。八重樫や青柳(松下奈緒)が逆らえないことを把握した上での、少し威圧的な面を第2話では見せていく。温和に見えて、実は切れ者。「SSBCだってデカですよ」とすぐに現場で捜査、突入したがる、少々荒っぽいところは第2話でも健在だ。

そんな名波に、疑いの目を向け始めているのが伊垣(大森南朋)。周りが名波に敬語を使っているのに対して、教育係として唯一ほぼ対等に接しているバディだ。「SSBCのこと、まだよく分かってなくて」と不安そうな名波に、伊垣が「本当に? 『SSBC選んでよかった』って言ってたよな」と詰め寄る。「自分から配属希望したのか、お前?」という伊垣に、「僕は人事に言われて来ただけです」と答えている。

第2話のラストでも、係長の葛原(光石研)に、伊垣は「本当に名波は人事に言われてここに来たんですか? なんか俺、こいつに転がされてるような気がして」と漏らす。疑惑の念はさらに膨らんでいるようだ。





















