長縄まりあの“かわいい”の作り方 『小林さんちのメイドラゴン』カンナと歩んできた軌跡

声優・長縄まりあの“かわいい”の作り方

「声優になりたい」という夢を後押ししてくれた父親

ーー今作では、カンナとキムンカムイの“娘と父親”のエピソードが描かれています。今ドライブのお話がでましたが、ほかに長縄さんとお父様の印象的な思い出などはありますか?

長縄:父は仕事にとても一生懸命な人で週末も忙しく、私は私で小さい頃に姉のひっつき虫だったので、父親と一緒に過ごした時間ってあまり多くないかもしれません。でも、私が「声優になりたい」と家族に相談した時に、普段寡黙な父が一番やる気満々で、どうやったら声優になれるのかなどいろいろ調べてくれました。

ーー長縄さんは愛知県出身であることを公表していますが、里帰りした時による定番スポットなどがあったら教えてください。

長縄:里帰りした時に毎回家族で行くお馴染みの場所は、地元のショッピングモールです(笑)。何でも揃っているので買い物も楽しめるし、飲食店も多いので好きなものが食べられる。ショッピングモール最高です!

ーーカンナといえば「マジやばくね」という名シーンがあります。今回の映画にあわせて、渋谷のスクランブル交差点に「マジやばくね」デザインの大型広告も掲出されていますが、長縄さんが最近「マジやばくね」と思ったエピソードはありますか?

長縄:その渋谷の大型広告が「マジやばくね」です(笑)。ほかにも、『メイドラゴン』という文字を街中で見かけたり、たまたまスマホをチェックしていたら『メイドラゴン』のニュースが出てきたり、そういう時に「マジやばくね」と思います。でも、こんなに多くの方に作品を知っていただけるのは嬉しいです。

ーー長縄さんが初めてカンナを演じてから約8年。そして、声優としてのキャリアは10年を超えました。今、長縄さんが挑戦してみたい役どころや作品を教えていただきたいです。

長縄:声優デビューしたばかりの頃、「マスコットキャラを演じたい」とお答えしたことがありましたが、今はスピード感のあるギャグアニメで「何じゃこれ!?」と思うようなキャラを演じてみたいです。キャラクターデザインも性格も、今まで誰も見たことがないような癖の強い個性的な役。やっている自分自身でも「何じゃこりゃ!?」「私は今、何をやっているんだ!?」と思ってしまうような。そういう勢いがある作品やキャラクターが好きなので、コメディエンヌとして挑戦できたら嬉しいです。

ーー最後に、『メイドラゴン』ファンの皆様に一言メッセージをお願いします。

長縄:久しぶりの『小林さんちのメイドラゴン』新作です。アニメ第1期や第2期と同じスタジオで、お馴染みのキャストの皆様達と「帰ってきたなぁ」という、まるで実家で家族や親戚と久しぶりに会ったかのような、和やかな空間で収録が行われました。映画館の大きなスクリーンと音響だからこそ、感じられるものがあると思います。特にクライマックスの小林さんの頑張りはぜひ、劇場でその迫力を感じてほしいです。そして、カンナちゃんの“涙”の行方も見届けてください!

■公開情報
映画『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』
全国公開中
キャスト:長縄まりあ(カンナ役)、田村睦心(小林さん役)、桑原由気(トール役)、高田憂希(エルマ役)、髙橋ミナミ(ルコア役)、杉浦しおり(イルル役)、小野大輔(ファフニール役)、中村悠一(滝谷真役)、加藤英美里(才川リコ役)、石原夏織(真ヶ土翔太役)
原作:『小林さんちのメイドラゴン』クール教信者(双葉社『漫画アクション』連載中)
監督:石原立也
シリーズ監督:武本康弘
脚本:山田由香
キャラクターデザイン・総作画監督:門脇未来
美術監督:笠井信吾
色彩設計:髙橋奈緒美
小物設定:唐田洋
撮影監督:植田弘貴
3D監督:山本倫
オープニング主題歌:fhána「涙のパレード」
エンディング主題歌:小林幸子「僕たちの日々」
挿入歌:コトリンゴ「ねがいごと」
音楽制作:ランティス・ハートカンパニー
アニメーション制作:京都アニメーション
製作:ドラゴン生活向上委員会
配給:松竹
©クール教信者・双葉社/ドラゴン生活向上委員会
映画公式サイト:https://maidragon.jp/movie/
アニメポータルサイト:https://maidragon.jp
アニメ公式X(旧Twitter):@maidragon_anime
アニメ公式TikTok:@maidragon_anime_official

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