高橋恭平×木村柾哉×中島颯太が起こす化学反応 『ロマンティック・キラー』で新境地へ

高橋恭平×木村柾哉×中島颯太が挑む新境地

 人気ボーイズグループのメンバー3人が、ひとつの映画で“同級生”になる。12月公開の映画『ロマンティック・キラー』にて、上白石萌歌とともに、高橋恭平(なにわ男子)、木村柾哉(INI)、中島颯太(FANTASTICS)の4人が主演を務めることが発表された。

上白石萌歌×高橋恭平×木村柾哉×中島颯太がクアトロ主演 『ロマンティック・キラー』映画化

上白石萌歌、高橋恭平(なにわ男子)、木村柾哉(INI)、中島颯太(FANTASTICS)がクアトロ主演を務める映画『ロマンティッ…

 本作は、「第2回ジャンプ縦スクロール漫画賞」にて大賞を受賞した、百世渡による同名コミックを原作としたラブストーリー。恋愛に無関心な干物系女子高生・星野杏子(上白石萌歌)が、恋のチャンスに恵まれない男女に恋人を作るという魔法使いの策略によって、“壁ドン”、“床ドン”、“膝枕”といった王道ラブコメ演出に巻き込まれる痛快作だ。

 この作品で杏子に接近していく3人の男子生徒を演じる高橋、木村、中島。彼らはグループ活動と並行しながら、俳優としての実績も積み上げている。3人の俳優としての歩みを振り返りながら、本作で演じる個性豊かなキャラクターが、どのような化学反応を起こすのか注目したい。

 高橋は、2021年になにわ男子のメンバーとしてデビュー後、俳優業にも精力的に取り組んでいる。初主演映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』では陸上部でエースを務める王道の“胸キュン男子”を演じた。高橋は恋愛作品との相性の良さを証明し、胸キュン作品で人気を博した先輩たちの系譜に名を連ねた印象がある。

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 一方、『マイホームヒーロー』(MBS・TBS)では、半グレ組織の一員・間島恭一役で悪役に挑戦。アイドルとしての普段の姿とは180度異なる「怖さを表現する必要があった」役柄を通じて、演技の幅を大きく広げた。本人も「悪役やアクションなど初めて尽くしだったからこそ良い経験になり、芝居の幅も広がった」(※1)と振り返るように、この挑戦が俳優・高橋恭平の成長を加速させたのは間違いない。

 本作で演じる香月司は「どこか陰のあるクールな転校生」。高橋にとって、胸キュン系でも悪役でもない、新たなキャラクターへの挑戦となる。これまでの経験値を活かしながら、どのような司像を作り上げるか。

 INIのリーダーを務める木村柾哉は、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』出身で、ダンスの実力者として知られる。俳優業に本格参入したのは、2024年公開の映画『あたしの!』。木村は持ち前の表現力で“学校イチの王子様”キャラクターを演じた。「脚本を読んだ段階で自分とリンクする部分が多かった」(※2)と語るように、自身の魅力を役に重ね合わせる手法で、演技初挑戦とは思えない自然体の演技を見せた。

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 本作では野球部のエースで天然な幼なじみ・速水純太を演じる。木村自身の明るい笑顔と真っ直ぐな性格が、“爽やか系男子”という純太の役柄と重なる。ダンスで鍛えた身体能力も、スポーツマン役に活かされることだろう。

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