高橋恭平×木村柾哉×中島颯太が起こす化学反応 『ロマンティック・キラー』で新境地へ

FANTASTICSのツインボーカルを務める中島颯太にとって、2024年は俳優としての飛躍の年となった。ドラマ『おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』(東海テレビ・フジテレビ系)で演じた大地役が話題を呼んだ。
同作では、昭和的価値観の頑固オヤジと友情を育む、同性に恋する大学生という繊細な役柄を演じきり、多様性を題材にしたドラマの成功に貢献。アーティストとして培った表現力と感受性の豊かさが、演技においてもキャラクターの心情を丁寧に汲み取る力として発揮された。
本作では「上から目線すぎる某国の王子様」小金井聖を演じる。前作の大地役とは異なるコメディ色の強い王子様キャラへの挑戦だが、持ち前のノーブルさと小ボケ感性で新たな聖像を作り上げることに意欲を見せている。
異なるバックグラウンドを持つ3人だが、クールで繊細な高橋、爽やかで素直な木村、ノーブルで天然な中島という対照的なキャラクターが同じ画面に収まることで、それぞれの魅力がより一層引き立つ効果が期待できる。
さらに特筆すべきは、主演3人が所属する「なにわ男子」「INI」「FANTASTICS」の各グループが本作のために書き下ろした新曲を提供し、“トリプルテーマソング”として作品を彩ることだ。映画の世界観のみならず音楽面でもグループの枠を超えた化学反応を楽しみに待ちたい。
『ロマンティック・キラー』は、俳優業でもキャリアを積んできた高橋、木村、中島がさらなる飛躍を遂げる重要な作品となる可能性がある。監督が映画『おそ松さん』や『ヒロイン失格』『東京リベンジャーズ』など数多くの漫画原作の実写映画に定評のある英勉という点でも、楽しみな作品だ。英監督といえば、テンポの良さとギャグセンスに定評があり、登場人物の魅力を引き出す演出でも知られる。
予告編では、3人の胸キュン場面と上白石のコメディエンヌとしての魅力が交差し、ジェットコースターのような展開がすでに表現されている。笑いありトキメキありの本作で、異なるグループの3人にどのような化学反応が起こるのか。劇場で結末を見届けたい。
参照
※1. https://www.crank-in.net/interview/142245/1
※2. https://u-watch.jp/news/interview/kimura-masaya/
■公開情報
『ロマンティック・キラー』
12月12日(金)全国公開
出演:上白石萌歌、高橋恭平、木村柾哉、中島颯太ほか
監督:英勉
脚本:山岡潤平
原作:百世渡『ロマンティック・キラー』
制作プロダクション:TOHOスタジオ、ダブ
配給:東宝
©2025「ロマンティック・キラー」製作委員会 ©百世渡/集英社
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