キリル・セレブレン二コフ監督×ベン・ウィショー主演 『リモノフ』9月5日公開決定

イタリア・フランス・スペイン合作映画『Limonov. The Ballad(原題)』が『リモノフ』の邦題で9月5日に公開することが決定し、あわせて予告編とポスタービジュアルが公開された。
ロシアのウクライナ侵攻で撮影が難航し、5年の歳月を経て完成した本作は、詩人、作家、反体制派、亡命者、執事、ホームレス、兵士、活動家、革命家、といくつもの顔を持ち、2020年に亡くなったウクライナ出身のエドワルド・リモノフを描いた伝記映画。『インフル病みのペトロフ家』『チャイコフスキーの妻』のキリル・セレブレン二コフが監督を務めた。
破天荒なアナーキストのリモノフを『007』シリーズや『ウーマン・トーキング 私たちの選択』などのベン・ウィショーが演じ、リモノフの妻エレナ役を『戦争と女の顔』のヴィクトリア・ミロシニチェンコが務める。そのほか、『グラディエーター』のトマス・アラナ、『フォードvsフェラーリ』のコッラード・インヴェルニッツィらが共演に名を連ねた。
公開されたポスタービジュアルは、いくつもの顔をもつリモノフの「革命家」としての顔を切り取った写真を使用。詩人として、政治家として、時には富裕層の執事になったりシベリアの地で兵士として暮らしたりしていた彼の異色の経歴をランダムにあしらい、革命家としてカリスマ的存在になった勢いある表情が捉えられている。
あわせて公開された予告編は、自身のペンネームを「手榴弾」の意味がある「リモノフ」と決めるところからスタート。「詩人で作家で反体制者、執事で兵士でホームレスで活動家で革命家」と一つのジャンルに染まらない自由さと謎を誘うナレーションが流れる、彼の破天荒な人生をそのままのスピード感ある映像となっている。
キリル・セレブレンニコフ監督 コメント
今日起こっているすべては、リモノフが書いたことに端を発している。彼は戦争を望み、ソビエト連邦の再来を望んだ。彼が夢見た世界に生きているような感じがするよ。ロシア政府は、彼やアレクサンドル・ドゥーギンの著作をそのまま実行に移しているのではないかと思うほどだ......昨今の情勢を踏まえ、より一層この暴挙にいたった過程を探る必要性を痛感した。ロシアのファシズムがどこから来たのか、理解するためだ。
■公開情報
『リモノフ』
9月5日(金)全国ロードショー
出演:ベン・ウィショー、ヴィクトリア・ミロシニチェンコ、トマス・アラナ、コッラード・インヴェルニッツィ
監督:キリル・セレブレンニコフ
原作:エマニュエル・キャレール
提供:クロックワークス、プルーク
配給:クロックワークス
2024年/イタリア・フランス・スペイン/133 分/5.1ch/シネマスコープ/英語・露語・仏語/原題:Limonov. The Ballad/R15+/字幕翻訳:北村広子
© Wildside, Chapter 2, Fremantle España, France 3 Cinema, Pathé Films.
公式サイト:klockworx-v.com/limonovmovie/
公式X(旧Twitter):@limonovmovie

























