『ChaO』鈴鹿央士&山田杏奈の“声優”起用理由を制作陣が明かす アフレコ時の裏話も

8月15日に全国公開されるSTUDIO4°Cの最新作『ChaO』の声優を務めた鈴鹿央士と山田杏奈について、監督・プロデューサー陣のコメントが到着した。
『となりのトトロ』『魔女の宅急便』のラインプロデューサーを務めた田中栄子が主宰するクリエイティブ集団STUDIO4°Cが手がけた本作は、種族と文化を超えた恋と奇跡の物語を描くオリジナルアニメーション映画。青木康浩が監督を務め、人間と人魚が共存する未来社会を舞台に人間と人魚の恋模様が、絵を1枚1枚描く手書きアニメーションによって描かれていく。
本作でW主演を務めるのは、役者としてはもちろん、“声の仕事”でも注目されている鈴鹿と山田。鈴鹿は、2022年に公開された映画『夏へのトンネル、さよならの出口』で声優に初挑戦した。さらに2025年に公開された『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』では、つかみどころのない不思議な魅力を放つキーパーソンとなる役柄を担った。一方、山田は2024年に公開された『怪盗グルーのミニオン超変身』で吹き替え声優初挑戦し、新たな魅力を開花させた。
そして、鈴鹿が本作で演じるのは、造船会社に勤めるごく普通のサラリーマン・ステファン。山田は、ある日突然ステファンに求婚する人魚姫のチャオを演じている。人魚姫からの予想外のプロポーズをきっかけに、戸惑いながらもチャオの一途な愛を受けながら少しずつ心惹かれていく、2人の純度100%のピュアな恋物語が描かれる。
主人公・ステファン役に鈴鹿を起用した理由について、「素直で、とても純粋で、一生懸命で…。ぱっと見た時に『主人公の通りだな』と感じるようなキャスティングにさせていただきました」と振り返るのは、プロデューサーの田中。ステファンと鈴鹿の持つイメージがピタリとハマったことが、今回の抜擢に至った大きなきっかけだったという。監督を務めた青木も、「(ステファンは)情けないところが面白いキャラクターです。それだけだと終盤の緊迫したシーンで上手くいかなかったら困っちゃうなと思っていたのですが、切り替えがとても上手な方でびっくりしました」と鈴鹿の実力を大絶賛。さらに、ラストシーンのアフレコで、鈴鹿が自分で言った台詞に「すごい照れちゃいました」とはにかんでいたという裏側エピソードも披露した。
一方、山田演じる人魚のチャオは、ステファンに惜しみない愛を一途に伝え続ける純粋さMAXのキャラクター。「“チャオっぽい子”を見つけるというのは中々難しかったです。チャオは人間界に慣れていないので、どこか新鮮味があって、フィルムに良い意味で乗っていないくらいの方がいいと思っていました」とキャスティングのこだわりを明かす青木監督。山田が演じるチャオについて、「可愛らしくどこか抜けている感じや、叱りきれないキュートなところがチャオの魅力ですが、杏奈さんは声を充てていく中で成長してだんだんチャオになっていくように感じました」と当時の様子を回顧した。
キャラクターのイメージそのままに抜擢されたという鈴鹿と山田。声を吹き込んでいく中で成長していった2人の演技に注目だ。
■公開情報
映画『ChaO』
8月15日(金)全国ロードショー
声の出演:鈴鹿央士、山田杏奈、シシド・カフカ、梅原裕一郎、三宅健太、太田駿静、土屋アンナ、くっきー!、山里亮太
監督:青木康浩
キャラクターデザイン・総作画監督:小島大和
美術監督:滝口比呂志
音楽:村松崇継
アニメーション制作:STUDIO4°C
配給:東映
©2025「ChaO」製作委員会
公式サイト:chao-movie.com
公式X(旧Twitter):@ChaOmovie
公式Instagram:@ChaOmovie
























