松田元太、『たべっ子どうぶつ』が描くアイドル像に共感 Travis Japanでの渡米も振り返る

松田元太とらいおんくんの共通点
――らいおんくんはアイドルグループ「たべっ子どうぶつ」のリーダーです。松田さんからみてどのような印象ですか? また、自身と共通する点はありますか?
松田:まず「たべっ子どうぶつ」というグループに関しての印象は、プライベートジェットを持っているシーンを観て「めっちゃ売れてるな!」と思いました(笑)。そんなグループのリーダーを務めるらいおんくんは、かわいらしいけれどちょっとわがままな面もあって、でも内には熱いものを持っている……というキャラクターだと思います。まっすぐなところは似ているかもしれません。でも、らいおんくんほど純粋にはなれないですね(笑)。他にはわがままなところもちょっと似てるかもしれない。らいおんくんはかわいいから許されるかもしれないけど、人だったら思ったことを全部言葉に出したり態度に出したりすると嫌われちゃうので、そこは自分とは違うと思います。

――注目してほしいシーンはどこでしょうか?
松田:他のキャラとの掛け合いですね。水上恒司くん演じるぞうくんとのほっこりした関係や、オリジナルキャラのゴッチャンとの掛け合いもテンポが良くてかわいらしいやり取りが多いので、注目してほしいです。
ーーらいおんくんとゴッチャンの“でこぼこ”なバディ感も面白いです。松田さんのまわりにも、ゴッチャンのような「喧嘩もするけどなんだかんだ離れられない」「ぶつかり合うけどお互いに高め合っていく」ような存在はいらっしゃいますか?
松田:やっぱりメンバーですね。喧嘩もするけど、根本的に離れることは絶対ないし、ぶつかりながらも高め合っていける関係性は、すごく似ていると思います。

ーー「たべっ子どうぶつ」たちが“かわいいだけで”世界を救おうとする本作ですが、完成披露試写会で、「◯◯だけで世界を救うとしたら?」という質問に対して、松田さんは「Travis Japanだけで世界を救いたい」と回答していました。これまでのTravis Japanの活動を通して何かの救いになれたと感じた瞬間はありますか?
松田:会いに来てくれるファンの方たちの笑顔をみたり、SNSに「顔を見ると笑顔になれます」というコメントを書いてもらえたりすると、自分たちの存在が少しでも誰かの救いになっているのかなと思えます。だからこそ、自分たちも楽しんで、何かを届けたいという気持ちが強くなりますね。
――「たべっ子どうぶつ」たちは、武器なし、策なし、意気地なし、戦闘力ゼロでも仲間を救うために立ち上がりますが、もし松田さんが同じ状況だったら、どのように立ち向かいますか?
松田:自分も行き当たりばったりなタイプなので、“策なし”で動くと思います(笑)。武器があるとすれば、「ふざける力」ですね。場を和ませて油断させる、みたいな(笑)。
ーーそんな意気地なしな「たべっ子どうぶつ」たちが、ある場面で力を合わせて、勇気を出して敵に立ち向かいます。松田さんが勇気を出してよかったと思えるエピソードはありますか?
松田:Travis Japanでアメリカに渡ったときですね。メンバーだけで何度も話し合って決断したのですが、事務所にその話をしにいくのにも、日本でのお仕事を一度ゼロにして挑戦するということにもすごく勇気がいりました。帰国後にどう活動していくか、ということについても作戦会議を重ねました。

ーー本作で、そのころの自分たちと重なる部分もありましたか?
松田:そうですね。「たべっ子どうぶつたち」も世間からは「かわいい!」と見られてるけど、裏側ってかなり苦労していて大変なんだという部分に共感しました。「みんなえらいな、ステージ上ではニコニコしててカッコいいな」と思いました。
ーーらいおんくんは喜怒哀楽が激しいタイプですが、松田さんがうれしくなったり、落ち込んだりする瞬間はどんな時でしょうか?
松田:やっぱりお芝居をしてるときはすごく楽しいです。「快感」っていうぐらい大好きですね。あとはメンバーといる時間とかライブ中も最高に楽しくて。だからライブが終わったあとは、燃え尽きてテンションが下がってしまいます。
Travis Japan 松田元太は人の話が“聞こえてない”? 主演ドラマ『人事の人見』で新たな発見
Travis Japanの松田元太が主演を務めるフジテレビ系火9ドラマ『人事の人見』が、4月8日よりスタートする。 TVerで…――お芝居を「快感」と表現されましたが、なぜそこまで楽しいと感じるのでしょう?
松田:正直、理由は自分でもよく分からないです(笑)。演じるまでの役作りの過程が楽しいのか、役になりきる感覚なのか、演じ終えたあとの達成感なのか……とにかく、全部ひっくるめて最高に気持ちいい。普段とは違う人生を短期間で体験できる面白さもあります。それを誰かに見てもらえること、作品を作り上げること自体がすごく楽しいです。
――今後、芝居で目指す目標はありますか?
松田:国内外問わず、いろんな賞に挑戦していきたいです。今はドラマ、実写映画、アニメと幅広いお仕事をさせてもらっていることに、心から感謝しています。この幅を大切にしながら、自分のお芝居や声、いろんなスタイルで、誰かの“何か”になれる存在を目指していきたいです。
■公開情報
『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』
全国公開中
声の出演:松田元太、水上恒司、髙石あかり、藤森慎吾、蒼井翔太、小澤亜李、水瀬いのり、東山奈央、立木文彦、間宮くるみ、大野りりあな、関智一、大塚明夫、大塚芳忠
原作:ギンビス
監督:竹清仁
脚本:池田テツヒロ
企画・プロデュース:須藤孝太郎
主題歌:「Would You Like One?」Travis Japan(Capitol Records / ユニバーサルミュージック)
アニメーション制作:MARZA ANIMATION PLANET INC.
配給:クロックワークス、TBSテレビ
製作幹事:TBSテレビ
©︎ギンビス ©︎劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会
公式サイト:https://tabekko-movie.com
公式X(旧Twitter):@tabekko_movie
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