2025.04.23 07:00

『トロン：アレス』10月10日に日米同時公開決定　ジャレッド・レト登場の特報映像も

文＝リアルサウンド映画部

　世界で初めて長編映画としてCGを本格導入した『トロン』シリーズ最新作『Tron: Ares（原題）』が、『トロン：アレス』の邦題で10月10日に日米同時公開されることが決定した。

　1982年に公開された『トロン』は、デジタル世界に送り込まれた天才コンピューター・プログラマーのケヴィン・フリンが、生死をかけたゲームに挑んでいく様子を描いたSF映画。現実世界から“デジタル世界”へ侵入するという設定と、CGが本格導入された新たな映像体験は、社会現象を巻き起こした。2010年には続編の『トロン：レガシー』が公開され、『トロン』シリーズはゲームやフロリダのマジックキングダム・パークのアトラクションになるなど、世界的な人気コンテンツのひとつとなっている。

　前作から15年後の時を経て公開される最新作『トロン：アレス』の監督を務めるのは、『パイレーツ・オブ・カリビアン／最後の海賊』や『マレフィセント2』のヨアヒム・ローニング。楽曲は、前作のダフト・パンクに代わって、『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』『ソウルフル・ワールド』などで音楽を手がけ、アカデミー賞作曲賞を受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロス率いるナイン・インチ・ネイルズが担当する。

　これまで現実世界の人間がデジタル世界へ侵入する様子を描いてきた『トロン』シリーズだが、本作では“デジタル世界”の高度な人工プログラム“アレス”が“現実世界”に襲来。その“アレス”を『スーサイド・スクワッド』『モービウス』などのジャレッド・レトが演じる。

映画『トロン：アレス』特報映像

　あわせて公開された特報映像では、現実世界にパトカーを真っ二つにしてしまうほどのレーザー光線を放つ赤いライトサイクルや赤く光る巨大な物体が襲来し、人々がその恐怖に震え上がる様子が捉えられている。また、緊迫感がありながらも、モダンで未来感のあるデジタル世界の様子や目を惹きつけるようなスタイリッシュなビジュアルの戦闘機、そして人型のプログラムに命が吹き込まれる描も。さらに映像には、ギリシャ神話で“戦の神”を意味する、高度な人工プログラム“アレス”（ジャレッド・レト）の姿も登場する。

　また、何かを“警告”しているかのような赤いネオンの光が印象的なティザーポスタービジュアルも公開された。