『日本一の最低男』北野拓プロデューサーが語る香取慎吾の魅力 「また一緒に仕事をしたい」

『日本一の最低男』Pが語る香取慎吾の魅力

 1月期ドラマでは、本作をはじめ、『御上先生』(TBS系)のように社会的なテーマを扱う作品が同時期に放送されている。近年、こうした社会派ドラマが増えている傾向について、北野はどう考えているのだろうか。「社会派ドラマは数字を取らないと言われていますし、増えている印象はないです。今は社会の状況がとても厳しいので、給与はそこまで上がらず、物価は上がって生活も苦しいですし、個々のプロデューサーが戦って企画を通しているのが現実ではないかと思います」と分析。

 さらに、自身の作品づくりについては、「僕自身、記者出身ということもあり、いまこれを作る意義はあるのか、社会にどんな影響を与えるのか、そしてこの企画は本当に世の中にとって必要なのか、そうしたことを常に考えて企画を立ち上げています。これからは地上波の民放ドラマで、エンタメの枠組みの中で社会を描くことに挑戦していきたいと思っています。表現の幅が少しずつ広がっていけば、日本の地上波ドラマもさらに面白くなると思います」と、今後の展望についても語った。

 最後に、本作のクライマックスに向けた見どころについて聞くと、北野は「これまで視聴者の皆さんが抱いていたであろう、“日本一の最低男”や、“※私の家族はニセモノだった”のタイトルの意味、さらには主題歌『Circus Funk』を使用した意味まで、最終話を観れば、すべてわかっていただけると思っています」と自信をのぞかせる。さらに、「最終話は現実の社会情勢や政治状況を反映した、非常にタイムリーな内容になっています」と語り、作品が持つ“いま”を映し出す力にも自信を見せた。

『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の画像

木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」

“日本一の最低男”である主人公・大森一平が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を描く完全オリジナル作品。

■放送情報
『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:香取慎吾、志尊淳、冨永愛、増田梨沙、千葉惣二朗、向里祐香、佐野玲於、橋本じゅん、安田顕ほか
脚本:政池洋佑、蛭田直美、おかざきさとこ、三浦駿斗
演出:及川拓郎ほか
プロデュース:北野拓ほか
主題歌:香取慎吾「Circus Funk(feat. Chevon)」(トイズファクトリー)
制作協力:テレパック
制作・著作:フジテレビ
©︎フジテレビ
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/saiteiotoko/
公式X(旧Twitter): https://x.com/saiteiotoko_cx
公式Instagram:https://www.instagram.com/saiteiotoko_cx/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@saiteiotoko_cx

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる