INI 許豊凡、俳優としての強みは“共感力” 『ヤンドク!』で掴んだ手応えと課題

1月12日よりフジテレビ系で放送がスタートする月9ドラマ『ヤンドク!』に、INIの許豊凡が出演する。橋本環奈演じる主人公・田上湖音波が、ヤンキーから脳神経外科医へと転身し、医療現場に新たな風を吹き込む本作で許が演じるのは、上海から来た研修医ソン・リーハン。
2025年は『僕達はまだその星の校則を知らない』(カンテレ・フジテレビ系)で連ドラ初レギュラーを務め、情報番組や教養バラエティへの出演も重ねるなど、知性と誠実さを併せ持つ存在として注目を集めてきた許。本インタビューでは、初挑戦となる医療ドラマへの思いや現場で感じた手応え、そして俳優としての現在地を語ってもらった。
馬場徹&宮世琉弥とは筋トレの話題も、“フラット”な撮影現場

ーー今回『ヤンドク!』という医療エンターテインメント作品に参加されて、まず最初に抱いた率直な印象を教えてください。
許豊凡(以下、許):オファーをいただいて、まずはすごく嬉しかったですし、驚きました。そして、医療ドラマは難しい部分もたくさんあると思っていて。しかも今回は研修医という役なので、専門的なことも含めて、ちゃんと向き合わなきゃいけないなと感じました。プレッシャーというか、「責任感」という表現が一番近いかもしれません。それから、自分はこれまでヤンキー映画にあまり触れてこなかったので、ヤンキーという要素も、どういう距離感で作品と関わればいいのか、そこも勉強しなきゃいけないなと。そういう意味で、嬉しさと同時に身が引き締まる思いがありました。

ーー主演の橋本環奈さんをはじめ、豪華キャストが集う現場ですが、実際にご一緒して感じた雰囲気があれば教えてください。
許:正直、「僕がここにいていいんですか?」という気持ちもありましたし、連続ドラマのレギュラー出演もまだ2回目なので、なおさらそう感じていました。ただ、この作品は撮影の合間もチームで一緒にいる場面が多くて、スタッフさんの打ち合わせやモニター前など、自然と揃う時間が多かったんです。みんなで一緒に過ごす時間が長かった分、早い段階で一つのチームになれた感覚がありました。橋本さんが現場の中心になって、誰に対してもフラットに声をかけてくださるので、気づいたら台本の中に描かれている関係性が、そのまま現場にも自然に生まれていたように思います。
ーー現場での印象的なエピソードはありますか?
許:本当に他愛ない話なんですけど、「あそこの韓国料理、美味しかったよね」みたいな雑談をよくしていました。あとは、高野役の馬場徹さんと、鈴木颯良役の宮世琉弥さんと筋トレの話題で盛り上がったり(笑)。撮影が始まって1週間くらい経った頃には、控え室に握力を鍛えるトレーニング器具が置いてあって、「これ、小道具じゃないよね?」っていう感じで。なぜかルービックキューブとけん玉もあって、それをみんなで回しながら遊んだりしていました。本当に楽しい職場で働けているなと感じています。

ーー医療シーンは一転してシリアスな空気になりますが、皆さんと演技をする中で、ギャップを強く感じたことはありますか?
許:皆さんの切り替えの早さには、毎回驚いています。さっきまでみんなで雑談していたのに、撮影が始まった瞬間、別人格になったように空気が変わるんです。一瞬で緊張感のある現場に切り替わるので、そのギャップに毎回圧倒されます。現場で間近に見ていて、改めてすごい世界だなと思いました。





















