大沢たかお『沈黙の艦隊 北極海大海戦』特報映像公開　上戸彩、中村蒼、江口洋介ら続投へ

　9月26日に公開される映画『沈黙の艦隊 北極海大海戦』の特報映像と新ビジュアルが公開され、上戸彩、中村蒼、笹野高史、夏川結衣、酒向芳、江口洋介、前原滉、松岡広大の続投が発表された。

　1988年から1996年にかけて『モーニング』（講談社）で連載されたかわぐちかいじの同名コミックを実写映画化した『沈黙の艦隊』。大沢たかおを主演およびプロデューサーに迎えて2023年に第1作目が劇場公開され、2024年には未公開シーンとその後のストーリーを追加したAmazonオリジナルドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 〜東京湾大海戦〜』がPrimeVideoにて配信された。

　前作およびドラマでは、日米政府が極秘に建造した高性能原子力潜水艦を奪って反乱逃亡した海江田四郎（大沢たかお）が、独立国「やまと」を世界に宣言。アメリカは「やまと」を核テロリストと判断し撃沈を図った。海江田は天才的な操舵でいくつもの海戦を潜り抜け、海上自衛隊をも巻き込んだ東京湾での大海戦で米第7艦隊を圧倒し、国連総会へ出席すべくニューヨークへ針路をとった。続編となる本作では、「北極海大海戦」と「やまと選挙」が描かれる。

　冷たく深い北の海を、モーツァルトを響かせながら潜航する「やまと」。「大」いなる「平和」と名づけられた原子力潜水艦は、米第7艦隊を東京湾海戦で圧倒し、ニューヨークへ針路をとった。アメリカとロシアの国境線であるベーリング海峡にさしかかったとき、背後に迫る一隻の潜水艦……「核テロリスト『やまと』を撃沈せよ――」それは、ベネット大統領が送り込んだ、「やまと」の性能をはるかに上回るアメリカの最新鋭原潜であった。時を同じくして、日本では衆議院解散総選挙が行われる。「やまと」支持を表明する竹上首相は、残るも沈むも「やまと」と運命を共にすることとなる。海江田四郎は、この航海最大の難局を制することができるのか。オーロラの下、流氷が浮かぶ北極海で、戦いの幕が切って落とされる。

　上戸が真実を追い続けるためテレビ局を辞めてフリーへ転身したジャーナリスト・市谷裕美役、中村が海江田の右腕で有能なサブマリナーで「やまと」副長・山中栄治役、笹野が解散総選挙で「やまと」との同盟存続を表明する内閣総理大臣・竹上登志雄役、夏川が解散総選挙では竹上の元を離れ、「自分の国は自分で守る」が信条の防衛大臣・曽根崎仁美役をぞれぞれ続投。そして、酒向が竹上の元を離れ、保守派の陣営に就く外務大臣・影山誠司役、江口が内閣官房長官で竹上の右腕でもある海原渉役、前原が冷静沈着な「やまと」のソナーマン・溝口拓男役、松岡がサブマリナーだった兄を海難事故で亡くしている「やまと」IC員・入江覚士役を再び演じる。

　本編映像が盛り込まれた特報映像では、流氷の下を潜航する「やまと」が、砕ける氷塊を巧みに回避していく様子が描かれている。政界ではそれぞれの思惑が交錯する衆議院解散総選挙の模様が垣間見え、地上でも激震が走ることを連想させる。映像では、海江田四郎（大沢たかお）が冷たい瞳で「目覚めろ」とつぶやく様子も確認できる。

　「退路はない、活路を開け。」というコピーが配置された新ビジュアルでは、北極の地に佇む海江田の姿が切り取られており、その背後には流氷を突き破って姿を現す「やまと」も描かれている。

■公開情報
『沈黙の艦隊 北極海大海戦』
9月26日（金）全国公開
出演：大沢たかお、上戸彩、中村蒼、笹野高史、夏川結衣、酒向芳、江口洋介、前原滉、松岡広大
監督：吉野耕平
脚本：髙井光
原作：かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』（講談社「モーニング」）
製作：Amazon MGM スタジオ
制作：CREDEUS
配給：東宝
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©かわぐちかいじ/講談社
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