上杉柊平、理想の役者像を語る　事務所の先輩・唐沢寿明とのタッグは「とても贅沢な時間」

　上杉がチャレンジすればするほど、御子柴というキャラクターも変貌を遂げる余地が生まれる。上杉は「初めて台本をもらった時のイメージから、すでに御子柴は変わっている気がします。最初から仕事ができるキャラなのですが、ここまで泥臭い感じはなかった」とキャラクターが動き出していることを明かすと「もしかしたらすごく愛されるキャラクターになるかもしれません。御子柴旋風が起きたら嬉しいですね」と期待を口にしていた。

　本作には、庵野が手を差し伸べる「だんごの鶴松」の2代目社長・飯田久美子役で鈴木保奈美も出演している。唐沢と鈴木といえば、最高視聴率32.6％を誇った人気ドラマ『愛という名のもとに』（1992年／フジテレビ系）で共演しているが、それ以来地上波では33年ぶりに作品を共にすることになった。

　久美子は御子柴と絡むシーンも多い。現在32歳の上杉は「33年前というと僕はまだ生まれていないんですよね」と笑い、「僕の母が『びっくりした』と興奮していました。おふたりとも、とても雰囲気がありますし、保奈美さんもすごくコミカルなキャラクターを、とてもチャーミングに演じてらっしゃって、本当にかわいらしいんです。おふたりにとても助けられています」と感謝を述べた。

　「唐沢さんをはじめ、諸先輩方とご一緒することでいろいろ吸収したい」と語る上杉。現在はアクションの稽古も行っているそうで「できないことがいっぱいあるんですよね。もちろん20代から得手不得手は気づいていたのですが、30代はできること、できないこと、できるようになりたいこと、やりたくないこと……をしっかりと見極めて、自分の進む道に反映していきたいです。そうすればさらに素敵な出会いに巡り合えそうですし、刺激ももらえると思うんです」と抱負を述べると、「いい作品を作れる役者になりたいです」と目を輝かせて語った。

参照
※ https://www.crank-in.net/interview/59618/1

■放送情報
『プライベートバンカー』
テレビ朝日系にて、毎週木曜21:00〜21:54放送
出演：唐沢寿明、鈴木保奈美、上杉柊平、土屋アンナ、MEGUMI、安井順平、吉田ウーロン太、夏木マリ、橋爪功
脚本：小峯裕之ほか
演出：西浦正記ほか
ゼネラルプロデューサー：横地郁英　（テレビ朝日）
プロデューサー：秋山貴人（テレビ朝日）、髙木萌実　（テレビ朝日）、菊池誠　（アズバーズ）
制作協力：アズバーズ
制作：テレビ朝日
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