當真あみが役を演じる上で最も大切にしていることとは? 積み重ねてきた“楽しさ”の先へ
![當真あみが演じる上で大切にしていること](/wp-content/uploads/2025/02/20250208-toumaami-00007.jpg)
北海道の大自然と動物が癒しをもたらすヒューマンドラマ……と思って観始め、いい意味で期待を裏切られたのが、現在放送中のNHKドラマ『リラの花咲くけものみち』だ。“癒しをもたらす”も決して間違いではないのだが、より深く、生きることとは何か、人間とは何かを問いかける極上のヒューマンドラマに仕上がっている。
そんな本作において、山田杏奈演じる主人公・聡里のルームメイトとして、作品の要になっているのが彩華を演じる當真あみ。生命と向き合う本作にどんな思いで彼女は臨んだのか。【インタビューの最後にはサイン入りチェキプレゼント企画あり】
どんどん増えている芝居の楽しさ
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ーー大河ドラマ『どうする家康』出演の際に當真さんにインタビューをさせていただきました。その際は「役者業が楽しい」とお話されていましたが、数年が経ち、その心境に何か変化はありましたか?
當真あみ、『どうする家康』松本潤&有村架純から学んだ役への姿勢 「追求心を見習って」
第21回までの放送を終えたNHK大河ドラマ『どうする家康』。毎週魅力的な人物が登場している中、第17回から物語に“癒やし”を与え…
當真あみ(以下、當真):楽しい気持ちはまったく変わりありません。この数年でたくさんの作品に出演させていただき、たくさんの俳優さんと一緒にお芝居をすることができました。作品のたびに新しい発見と自分に足りないことが見つかっています。まだまだ学ぶことがいっぱいあって、それも楽しいです。
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ーー出演作を重ねる中で慣れてきた部分、自信がついた点はありますか?
當真:共演者の方のお芝居を受けて、その場で考えてリアクションができるようにもなってきたと思います。いまは自分がどう反応できるか、どう変化できるかを考えるのがすごく楽しいです。お芝居をしながら、「いま楽しい!」と思える瞬間が多くなっていることが、自信がついた部分なのかなって。
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ーー本作では主演の山田杏奈さんと初共演です。勝手ながらお二人の相性は絶対いいとキャスト発表時から感じておりました。
當真:本当ですか?(笑) 山田さんとは今回が初共演なのですが、ずっと出演作を観ていた俳優さんの1人でした。いつかご一緒できたらなと思っていたので、同い年のルームメイトという役柄で本当に嬉しかったです。撮影の合間にもいろんなお話をさせていただいて、同級生役としての距離感を縮められましたし、山田さんも壁を作らず接してくださいました。一緒に笑い合うシーンもたくさんあって、本当に楽しかったです。山田さんは本当に笑顔が素敵な方で、本作でご一緒できてますます大好きになりました。
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ーー當真さんが演じる彩華は、かなり“強い”キャラクターです。メッシュの入った髪型も含めて、當真さんがこれまで演じられてきたキャラクターとはかなり異なる印象を受けました。
當真:確かにここまで強いキャラクターは今までなかったので少し難しさはありました。ただ、彩華もただあたりが強い人間なわけではなくて、そうなってしまった背景がしっかりあります。その点を理解していたので、納得感といいますか、そうなってしまう理由は分かりました。新しい場所に飛び込むときって誰もが不安があると思うんです。彩華の場合はそれが人一倍強くて、第1話の時点ではそれが荒々しい態度として出てしまっていたのですが、聡里の中にある“強さ”を知って、彩華も変化していきます。彩華の心が柔らかくなっていく過程をぜひ観ていただけたらうれしいです。