犬飼貴丈、妃海風ら、『おむすび』最終章「病院・管理栄養士編」新キャストをピックアップ

NHK連続テレビ小説『おむすび』は、いよいよ最終章に突入する。ヒロイン・結(橋本環奈)は夫・翔也(佐野勇斗)と共に育児をしながら、管理栄養士になるために猛勉強し、“ギャル魂”でついに資格を取得。第18週では、星河電器を退社した結が大阪新淀川記念病院の栄養科で働き始め、4年目を迎える。
平成30年、結と翔也の娘・花(宮崎莉里沙)は小学生になり、サッカーに夢中。花はプロのサッカー選手になるのが夢だという。時の流れを感じさせる中、職場で結は、頼れる栄養科長や、後輩の新人管理栄養士、医師や看護師、言語聴覚士、薬剤師たちと一緒に働きつつ、患者に元気になってもらうために日々奮闘。そして、結は“NST”と呼ばれる栄養サポートチームに加わることになり、より深く“食と命の結びつき”を目指すようになっていく。
「病院・管理栄養士編」で、結が影響を受けたり、力を合わせて患者を助けるキャラクターを演じている新キャストから、何人かピックアップして紹介しよう。
犬飼貴丈(杉沢聡役)

結が、むせやすい患者のために協力を仰ぐ、「話す」「聞く」「食べる」に関するリハビリを担当する言語聴覚士。飲食物をうまく飲み込めない状態となる「嚥下障害」などの患者を相手に、結とタッグを組むことになる杉沢は、結が「戦隊ヒーローみたいでチョーかっこいい!」と憧れるNSTのメンバーの1人。
演じる犬飼は、戦隊ではないが、『仮面ライダービルド』(2017年/テレビ朝日系)の主演を務めた、ヒーロー出身俳優。2012年、第25回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、2014年に昼ドラ『碧の海〜LONG SUMMER〜』(東海テレビ・フジテレビ系)で俳優デビューした。朝ドラ出演は『なつぞら』(2019年度前期)に続いて2度目で、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021年)にも出演。
近年は、『完璧ワイフによる完璧な復讐計画』(2024年/MBS・TBS)、『初めましてこんにちは、離婚してください』(2024年/MBS)、『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 2024』(2024年/Lemino)などのドラマに主演した犬飼。『おむすび』で演じる杉沢は、犬飼の爽やかな魅力が活かされた、周囲を癒すようなキャラクターだ。
妃海風(桑原美和役)

大阪府出身の看護師。NSTの立ち上げメンバーの1人で、数々の修羅場をくぐってきたベテランナース。冷静沈着である一方、無類の噂好きで、病院内のあらゆる情報に詳しい。
演じる妃海は、元宝塚歌劇団星組トップ娘役として知られ、『おむすび』が朝ドラ初出演作となる。2016年に宝塚を退団後は、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』や『千と千尋の神隠しSpirited Away』など、主に舞台で活躍してきた妃海。
『おむすび』では、結にとって“院内での相棒”と呼べるような関係になっていくという桑原を演じている。話好きの桑原を、役と同じく大阪出身の妃海が明るく好演するのが楽しみだ。