赤楚衛二「日常生活でも灰江のように猫背になった」 『相続探偵』での役作りを語る

赤楚衛二、『相続探偵』での役作りを語る

 日本テレビ系土ドラ9『相続探偵』で主演を務める赤楚衛二のインタビューコメントが公開された。

 本作は、『イブニング』(講談社)で2021年から連載中の西荻弓絵(脚本)と幾田羊(作画)による同名漫画を実写ドラマ化するヒューマンミステリー。『SPEC』シリーズ(TBS系)などを手がける原作者の西荻自ら脚本を担当する。

 難解な相続問題を風変わりな主人公が個性豊かな仲間たちと、コミカルに、痛快に、時に大真面目に解決していく。主人公の探偵・灰江七生(赤楚衛二)を中心に、三富令子(桜田ひより)と朝永秀樹(矢本悠馬)が難解な相続ミステリーに挑んでいく。

 赤楚が演じる灰江七生は飄々とした掴みどころのないキャラクターで、これまでの赤楚のイメージとはギャップのある役どころ。赤楚は撮影が進む中で日常生活でも変化があったようで、「しゃべるときに『ふむ、ふむ』と声に出して言うようになってしまいました。確実に役の影響が出ていますね(笑)」と、役作りへの意気込みが伺えるコメントを寄せた。

赤楚衛二(灰江七生役)コメント

役やドラマの推しポイント

やっぱり一番は、灰江相続調査事務所の3人、灰江、三富、朝永のチームワークですね。撮影現場は毎回本当に笑いが絶えないです。桜田さんも矢本くんもめちゃくちゃお芝居が素晴らしくて、毎回本当に勉強になりますし、二人との掛け算から生まれてくるものも本当に楽しくて。ドラマ全体を通して、そこがベースになっていると思います。今作は各話にいろんな方がゲストとして登場して、さまざまな相続の形に向き合いますが、それぞれに対してどのように解決していくか、そこで3人がどう動くかというところが見どころになっています。

撮影現場の雰囲気

皆さん、本当に芝居が面白くて。脚本の面白さや、ワクワクももちろんあるんですが、それ以上にキャストの皆さんの個性やお芝居のアプローチから生まれる掛け算によって、毎回とんでもない化学反応が起きているなと実感しています。撮影の前日はいつも「明日のこのシーンはどんな展開になるんだろう」と、楽しみにしながら就寝するんですが、いざ現場に入ると、その想像を上回る勢いで「こういうシーンになるんだ!」という発見があって。人のお芝居でこんなに涙流すほど笑う現場もなかなかないんじゃないかな、というくらい、本当に明るく楽しく撮影に臨んでいます。

第1話の中で印象に残っているシーン

一つは、灰江相続調査事務所で繰り広げられる(桜田ひよりさん演じる三富と、矢本悠馬さん演じる朝永の)3人での掛け合いのシーンです。3人でのがっつりとした掛け合いは初めてだったのですが、初めてなのに何か居心地がよくて、すごく楽しくて。とてもワクワクした瞬間だったので、ぜひそこに注目していただけたらと思っています。もう一つは、事件を解決していくところですね。明らかになった犯人を3人で追い詰めていく様子は見どころです。

実生活で、探偵のような直感や推理力を発揮した経験

どちらかというといつも予想が外れるタイプで、あまり自分の直感は信じないようにしていて……(笑)。 でも先日、印象的な出来事があったんです。お財布をなくしてしまって。もっとも、スマホでキャッシュレス決済できるので特に不自由はなかったのですが、数日見当たらないとさすがに見つけないといけないな、と思って、1週間前までの行動を思い出していって。「そういえば、あの日にこの服を着て、この場所に行ったな……」と、記憶を辿っていったら、最後に財布を使った場所を思い出して、無事見つけることができました。これまでは物をなくしても「いつか見つかるだろう」と放置するタイプだったんです。でも今回、財布を探しながら推理というか、記憶を整理しながら探していくというのを初めて実践して。これも灰江を演じたおかげかな、と思いました。とはいえ、もう財布はなくしたくないなと思ったので、それ以来GPSタグを付けました(笑)。

灰江を演じる中で自身に訪れた変化

日常生活でも灰江のように猫背になったり、しゃべるときに「ふむ、ふむ」と声に出して言うようになってしまいました。確実に役の影響が出ていますね(笑)。周りの人たちはそこまで気づいていないかもしれませんが、自分で無意識に「ふむ」と言ってしまった瞬間に「あっ、俺『ふむ』って言ってる……!」と、ひとり恥ずかしさを感じています(笑)。

2025年の意気込み

ワクワクしながら作品づくりの現場に携わらせていただいていることに、あらためて生きがいを感じていますので、2025年も現場で作品を作っていく楽しさを味わいつつ、生きていけたらなと思います。

TVer視聴者へのメッセージ

「遺言書って愛する人に出す最後の手紙だから」という言葉がドラマの中に出てくるのですが、本当に素敵な言葉で、まさにその通りだなと思います。今作のテーマである遺産相続について、視聴者の皆さんには経験されたことがあるという方もいれば、まだないという方、「ちょっと先のこと過ぎて分からない」という方もいると思いますが、人が誰しも一度は通る道ではあると思うので、いざそのタイミングで勉強を始めるよりも、このドラマを通じてあらかじめ勉強しておくといいのではないかなと思います。灰江相続調査事務所の3人のチームワークや、ミステリーを解決していく様子についても、見ていて飽きないようにみんなでお芝居を頑張っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。

『相続探偵』の画像

相続探偵

『イブニング』で2021年から連載中の西荻弓絵と幾田羊による同名漫画を実写ドラマ化するヒューマンミステリー。『SPEC』シリーズなどを手がける原作者の西荻自ら脚本を担当する。

■放送情報
土ドラ9『相続探偵』
日本テレビ系にて、毎週土曜21:00~放送
出演:赤楚衛二、桜田ひより、矢本悠馬、落合モトキ、石井正則、渋川清彦、三浦貴大、加藤雅也
原作:『相続探偵』原作・西荻弓絵/漫画・幾田羊(講談社『モーニング』所載)
脚本:西荻弓絵
演出:菅原伸太郎、長沼誠ほか
チーフプロデューサー:松本京子
プロデューサー:島ノ江衣未、石井満梨奈(AX-ON)、本多繁勝(AX-ON)
協力プロデューサー:次屋尚、吉川恵美子(AX-ON)
音楽:佐藤航、Gecko&Tokage Parade
制作協力:日テレアックスオン
©日本テレビ
©西荻弓絵・幾田羊/講談社
公式X(旧Twitter):https://x.com/souzoku_ntv
公式Instagram:https://www.instagram.com/souzoku_ntv/
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