松井玲奈、“自然体”で放つ唯一無二の存在感 『おむすび』で示すエンタメにおける重要性

そんな松井が「朝ドラ」に出演するのは、ヒロインの親友を演じた『まんぷく』(2018年度後期/NHK総合)、ヒロインの姉を演じた『エール』(2020年度前期/NHK総合)に続き、これが3度目のこと。今作でチャンミカ役を松井にオファーした理由について、制作統括の宇佐川隆史は「歩がかつての仲間としてすんなりと受け入れられる人物って誰だろう、と考えたときに、素直に浮かんだのが松井玲奈さんでした。本当に無理をせず、自然体で人と接することができる方なので、そこが幼い頃に、ギャルマインドや、様々な感情を抱える歩を、友達として素直に受け入れることができた、という部分に繋がるのではないかと」と語っている(※)。これには完全に納得だ。ベストキャスティングである。松井が立ち上げるチャンミカ像は、間違いなく制作陣の期待に応えているといえるだろう。

かつてトップアイドルのひとりとして活躍していた松井は2015年にSKE48を卒業後、演技の世界に表現活動の軸足を置くようになり、今日まで走り続けてきた。先に挙げた『まんぷく』や『エール』で重要な役どころを担い、『幕が下りたら会いましょう』(2021年)や『よだかの片想い』(2022年)といった主演映画も誕生した。そしていまは、『おむすび』の世界を明るく陽気に支えている。エンターテインメント界における俳優・松井玲奈の重要性を、もっと噛み締めていきたいものだ。
参照
※ https://realsound.jp/movie/2024/12/post-1861830.html
■放送情報
連続テレビ小説『おむすび』
NHK総合にて、毎週月曜から金曜8:00〜8:15放送/毎週月曜〜金曜12:45〜13:00再放送
BSプレミアムにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜8:15〜9:30再放送
BS4Kにて、毎週月曜から金曜7:30〜7:45放送/毎週土曜10:15~11:30再放送
出演:橋本環奈、仲里依紗、北村有起哉、麻生久美子、佐野勇斗、藤原紀香、三宅弘城、萩原利久、緒形直人、松井玲奈、平祐奈
語り:リリー・フランキー
主題歌:B'z「イルミネーション」
脚本:根本ノンジ
制作統括:宇佐川隆史、真鍋斎
プロデューサー:管原浩
写真提供=NHK






















