食欲の秋の“食いしん坊ヒロイン”アニメ4選 『進撃』サシャから2024年秋アニメまで

“食いしん坊ヒロイン”おすすめアニメ4選

 目の前にいる人が気持ちのいい食べっぷりを披露していると、見ている方までお腹が空いてくるもの。それと同じ現象が、アニメでも起きるかもしれない。

 今回ご紹介するのは、さまざまなアニメに登場する「食いしん坊ヒロイン」の数々だ。“食欲の秋”真っ盛りの今こそ、その猛烈な食欲が伝わってくるエピソードを振り返ってみたい。

『進撃の巨人』巨人並みの食欲を見せ付けたサシャ・ブラウス

【進撃の巨人】10年振り返り企画(サシャ・ブラウス)#shorts

 食いしん坊ヒロインと聞いて、『進撃の巨人』に登場したサシャ・ブラウスを思い浮かべる人は多いはず。巨人に人間が虐殺されていく壮絶でシリアスな世界観にあって、彼女は貴重なコメディ担当キャラだった。

 アニメ版でサシャが初登場したのはSeason1の第3話、第104期訓練兵団の入団式が行われているシーンだ。教官を務めるキース・シャーディスはとても厳しい人物で、新兵たちを次から次へと大声で恫喝していく。

 しかしただならぬ緊張が走る場で、1人だけ真剣な表情で蒸かし芋を頬張る女性がいた。それが他でもないサシャだ。奇妙な行動の理由を問われた彼女は、「冷めてしまっては元も子もないので、今食べるべきだと判断しました」と我が道をいく答えを返すのだった。

 当然この態度は教官を激怒させ、「死ぬ寸前まで走れ」と命じられてしまうのだが、それよりも「メシ抜き」の処罰の方にショックを受けたという。どこまでも食欲に忠実な生き様が窺える。

 かくして“芋女”の称号を手にしたサシャだが、その後も随所で食い意地を発揮。たとえば第4話では、上官の食糧庫から肉を盗んでくるというとんでもない行為に及び、エレンたちを悪い意味で驚愕させていた。しかしそうした振る舞いが過酷な世界を生き延びようとする仲間たちの支えになっていたことも事実で、最後まで作中屈指の愛されキャラだったことは言うまでもない。

『とある魔術の禁書目録』腐った食べ物でもお構いなしのインデックス

TVアニメ「とある魔術の禁書目録」後期OP映像(masterpiece/川田まみ)【NBCユニバーサルAnime✕Music30周年記念OP/ED毎日投稿企画】

 また食いしん坊ヒロインといえば、『とある魔術の禁書目録』シリーズのインデックスも外せない。彼女は魔法を司るイギリス清教「必要悪の教会(ネセサリウス)」の見習いシスターでありながら、「10万3000冊の魔道書」を記憶する“生きた魔導図書館”と称されるキャラクターだ。

 見た目は10代前半の女の子で性格もどこか幼いところがあるインデックスだが、常軌を逸した食欲が特徴。それもたんに食い意地が張っているだけでなく、強靭な胃袋まで兼ね備えているのだ。

 その最たるエピソードが、第1話で主人公・上条当麻と出会うシーン。初対面の当麻にご飯を恵んでもらえるようせがみ、焼きそばパンを差し出されると腕ごとかぶりつく。そしてその後「野菜炒めもどき」を提供してもらうと、夢中で箸を進めるのだった。

 しかも「野菜炒めもどき」の食材は前日に起きた停電の影響で全滅していたため、普通の人間が食べて無事で済む代物ではなかった模様。しかしインデックスはそんなことはお構いなしに食べ進め、腐敗で生じた酸味を“料理のアクセント”として絶賛する。お腹を壊すこともなく、むしろ罪悪感から途中で料理を取り上げた当麻に悲しげな目を向けるほどだった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる