『家いっぱいの愛』ユンサナがチ・ジニに絶縁宣言!? 家族ビラに愛は満ち溢れたのか

『家いっぱいの愛』ユンサナが絶縁宣言!?

 韓国ドラマ『家いっぱいの愛』がNetflixで第12話(最終話)まで配信された。

 第10話で、ムジン(チ・ジニ)に前の大家に対する詐欺の疑惑が浮上したが、すべて濡れ衣だと分かり、エヨンらをホッとさせた。そしてミレ(ソン・ナウン)とテピョン(チェ・ミンホ)がデートしているところをJプラスの社員に目撃され、なにやら一波乱ありそうな気配も感じられたが……。今回は第11話と最終話となる第12話を紹介しよう。(以下、ネタバレあり)

 ムジンは家族ビラの住人たちの前で、エヨンと別れてからの経緯を話し始めた。11年前、エヨンが飲食店を始めて軌道に乗った頃、大家から家賃の値上げを迫られ困っているところを目にし、エヨンのために物件を購入しようと借金をして、分譲仲介業者のワン(ペ・ミョンジン)と取引をした。

 ところがワンは有名な分譲詐欺師で、多くの人からだまし取った金を持ってタイに逃げてしまった。被害者たちが大騒ぎする中、呆然とするムジン。その後、借金取りがエヨンの店に押しかけ、家族から三行半を突き付けられたムジンだが、奪われた金を取り戻そうと、ワンを追いかけてタイに渡っていたのだ。

 ハイヒールのモデルをしながらワンの行方を追っていたムジン。ある日、成金生活を送っているワンの姿をついに突き止めた。ワンが経営している店でダンサーとして働いている女性たちの協力のもと、ワンを捕らえることに成功。その背後には、ムジンと同じように娘がワンに騙され、40億ウォンを騙し取られた会社経営の女性(ソ・イスク)の協力があった。

 その女性は「私はお金を取り戻したいわけではない」と、自分が騙し取られた分をムジンに渡すと言ってきた。ムジンにしてみれば、降って湧いたように大金が転がり込んできたというわけだ。

 映画のような話に唖然とする家族ビラの住人たちだが、エヨンはこれ以上詮索しないようにしようとする。それよりもムジンを元気づけるためとはいえ、自分からキスをしてしまった恥ずかしさで、ムジンを避けていた。そんなエヨンにムジンは「これからは俺が好きなときにキスをする!」と宣言する。

 ミレとテピョンは、新商品の内部品評会の準備に追われていた。冷凍食品チームの一員として開発から新商品に携わってきたミレは、チーム長から商品説明を任せられる。内部品評会にやってきた社長は、業績が好調な冷凍食品チームをほめる。それに嫉妬した他チームの社員が、ミレとテピョンの交際を社内掲示板で暴露して大騒ぎに。会社での立場が悪くなったミレは落ち込むが、同じチームのメンバーが励まし、元気を取り戻す。

 エヨンは前回の通販番組が好評で、新たなオファーがくる。喜んだムジンはエヨンのサポートをしようとするが、エヨンはムジンに「ピョン・ムジンとして今までできなかったことをやってほしい」と伝える。

 ある日、ミレは自宅前でテピョンの父でJプラス社長のチヨル(チョン・ウンイン)と鉢合わせた。社内での騒動の発端となった自分の行動を詫び、噂を真実にすればいいとミレにテピョンとの結婚を促す。

 そこへムジンが現れ、チヨルに対して「お前の露骨な態度で娘が変な噂に巻き込まれた」と挑発。ムジンの態度にカっとなったチヨルも言い返し、つかみ合いのけんかになってしまう。

 なんとかその場を鎮めたミレはムジンを自宅に引っ張り込む。突然現れてチヨルに対しとんでもない態度を取ってしまったことを詫びるムジンだが、呆れながらもミレは「代わりに怒ってくれてスカッとした」と言う。

 ヒョンジェ(ユンサナ)は、ムジンに起業することを認めてもらうため、ペットと一緒に海外旅行をするパッケージツアーのアプリのプレゼンをした。ムジンはしっかり準備したヒョンジェをほめるが、大学へ復学しないなら塾へ通うようにアドバイスをする。ヒョンジェは自分のプレゼンを聞く前から塾へ通うことを提案しようとしたムジンに失望し、家出する。

 ヒョンジェがいなくなり焦ったムジンは、エヨンに助けを求める。ミレも加わり話し合っているところに、ヒョンジェが現れる。家出したと思ったが、エヨンのもとに戻っていたのだ。「なぜ僕の人生を僕がいないところで決めようとするの」と静かに怒るヒョンジェ。「そもそも2人が離婚するときも何も言ってくれなかった」とこれまでの想いをぶちまけ、小学生の頃にムジンが事業に失敗して逃げたといじめられていたと初めて打ち明ける。

 エヨンはヒョンジェと2人で話をし、母親として心に寄り添えていなかったことを詫びる。そしてヒョンジェが作ったアプリの出来栄えをほめ、これからはやりたいことがあるなら口に出すだけでなく、行動で示してほしいとアドバイスをする。そしてムジンとミレを呼び戻して、月に1回は家族で食事をしようと提案する。

 ムジンは野球教室の監督を引き受け、エヨンと別々に暮らしながらもたまに2人で旅行に出かけ良い関係を築いている。ミレは、Jプラスでの3カ月の勤務を終えテコンドー教室に戻ったテピョンと順調に交際をしている。

 ある日、野球教室をしているムジンのもとをミレが訪ねてきた。そして詐欺にあったことや詐欺師を追って捕まえたことをどうして黙っていたのかとムジンに聞く。するとムジンは家族を傷つけたことに変わりはなく、ミレが家族を守っている間に詐欺師を探して放浪していたことが恥ずかしかったと告白する。

 それを聞いたミレはムジンに「父さん」と呼びかけ、「私は父さんがすごく憎かった。父さんを憎むのがずっとつらかった。幼い頃は父さんが大好きだったから」と言い、そして戻ってきてくれてありがとうと伝え、久しぶりにムジンとミレはキャッチボールをするのだった……。

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